97.11.13記、98.5.22更新
TANGO MAESTRO
ASTOR PIAZZOLLA y su Conjunto 9
1971, 72, RCA/BMG, 74321 27555-2, Argentina
1.TRISTEZAS DE UN DOBLE A
2.ZUM
3.HOMENAJE A CORDOBA
4.DIVERTIMENTO 9
5.FUGA 9
6.VARDARITO
7.ODA PARA UN HIPPIE
8.ONDA 9
9.VERANO PORTEN~O
10.BAIRES '72
11.BUENOS AIRES HORA CERO
12.FLACO AROLDI
13.JEANNE Y PAUL

CDにはメンバーはクレジットされていませんが
Astor Piazzolla (bn, arr), Antonio Agri (vn), Hugo Baralis (vn), Nestor Panic (va), Jose Bragato (vc), Osvaldo Tarantino/Osvaldo Manzi (pf), Oscar Lopez Ruiz (g), Kicho Diaz (b), Jose Correale (perc)
のはずです

ピアソラが70年代初頭に編成していたコンフント9(ヌエベ)=九重奏団による演奏です。この編成ではアルバム(スタジオ録音)を2枚残していますが、現在はその中からのコンピレーションであるこのCDが比較的手に入りやすいと思われます。

五重奏に比べるとちょっとクールな感じの演奏ですが、ものすごく完成度の高いグループだったことがこれらの録音からよくわかります。私自身は8を高校生ぐらいの時(1980年前後)にFMで聴いて、ピアソラに一気にのめり込むきっかけになりました。ちなみにこの曲ではピアノのオスバルド・タランティーノが大々的にフィーチャーされています。
他にも、バンドネオンと過去のバンドネオンの偉人達に捧げた1(doble Aは"AA"というバンドネオンの商標)、ピアソラの最初の五重奏団のバイオリン奏者だったエルビノ・バルダロに捧げた6(涙ものの美しさです)、ドラマチックに盛り上がる9など聴き所いっぱいです。


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アストル・ピアソラ | 手持ちCDリスト〜本人編〜
吉村俊司(東京都)

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