タンゴ・エレクトロニカについて(その1)

10/3からビルボードライブ東京小松亮太 3 daysライブが始まった。すごく行きたいんだけど今回は諸般の事情で行けない。残念!!
さて、その最終日10/5に共演するバホフォンドは、翌10/6には単独で品川ステラボールに出演。この日は何とか都合が付きそうなので行くつもり。やはりこれは見逃せないライブである(小松亮太 3 days も同様に見逃せないのだが…しょうがないか)。
さて、バホフォンドといえば、フランスのゴタン・プロジェクトと並んでタンゴ・エレクトロニカの先駆的存在と言えるだろう。実はタンゴ・エレクトロニカについては日本タンゴ・アカデミーの機関紙「Tangueando en Japon」No. 22に「現代タンゴ界の潮流(3) タンゴとエレクトロニカの融合という新しい流れをたどる」と題した文を書かせていただいた。で、その際いろいろわかったことのいくつかを、ここに順次欠いておこうと思う。
とりあえず今回は「タンゴ・エレクトロニカ」というジャンル名について
スペイン語をかじったことのある方なら、タンゴ・エレクトロニカという名前には違和感を感じるかもしれない。男性形の名詞tangoを、女性形の形容詞electrónicaが修飾している…。
海外のサイトを検索してみると、そもそもタンゴ・エレクトロニカ tango electronica という言葉はあまり使われていない。”tango meets electronica”とか、”tango-electronica fusion”、あるいはスペイン語的に素直なタンゴ・エレクトロニコ tango electrónico、エレクトロタンゴ electrotangoなどといった表現が使われることが多い。
ただ、タンゴ・エレクトロニカと言った場合には、「エレクトロニカ」は形容詞ではなく音楽ジャンルを指す名詞ととらえる方が自然であろう。和製英語かもしれないが、「タンゴとエレクトロニカの融合」を表す表現として解釈するのが妥当なのだろうと思う。
ちなみに「エレクトロニカ」についてはWikipediaのエレクトロニカの項)などを参照されたい。
[Posted on 2008-10-4]

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