アルバムタイトルにもなっている「第５世界」というコンセプトは、ネイティブアメリカンの女性トゥワイラ・ニーチの著書"Other Council Fires Were Here Before Ours"の中に出てくるものだそうで、ネイティブアメリカンへの敬意に満ちたアルバムになっています。

このコンセプトに対する壮大な賛歌である1の怒濤の迫力で幕を開け、各声部が複雑に絡み合うチャント（詠唱）2、4、8、そのものずばりの3、ディジョネットが歌う5、６、ヴァーノン・リード（元リヴィング・カラー）のギターが炸裂する7、ポリリズムにただ身を任せるしかない9と、どれも素晴らしいものです。私としては超お薦め盤です。あ、ちなみに音的にはジャズと言うよりロック寄りです。

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