手持ちに限定して香津美のアルバムを紹介します。 簡単なデータを下記のように付加します。
番号は手持ちをまず明記し、変わっている場合にはわかる範囲で追記します。 またLPで持っている場合にはその旨明示します。
今となっては信じられないほどの豪華メンバーが参加した、 日本のフュージョンの歴史的名盤。 同メンバーによるライブ盤"KYLIN LIVE"もあり。
収録曲の"Unicorn" がテレビCMで使われ(確か日立のLo-D)かなり有名になった。 変わったところではトニー・レヴィン(b)がフレットレス・ベースでソロを取る"Sayonara"という美しいバラードもある。 ひたすらカッコ良い。
多彩なゲストを迎えてのアコースティック・ギターとのデュオが中心のアルバム。美しい!
いきなり暴走族のようなタイトル(「とうきょうがんじがらめ」と読む)、ぶっ飛んだジャケット、そして大きくロックに接近した音楽性が非常に衝撃的だったアルバム。 タイトル曲のほか"The Great Revange of The Hong Hong Wooman"など暴力的な魅力に満ちている。 このアルバムからカズミ・バンドというバンド形態を取り、固定メンバーでしばらく活動する事になる。
カズミ・バンドの2枚目。オープニングの"Riboj"などではプログレ寄りのアプローチも感じられ、ドラマチック。 香津美ならではのジャズ・ロックの世界が構築されている。 一方でラストの2トラック"Jazoo", "かごのニュアンス"はパロディーのようなちょっと人を食ったところのある楽曲。
1曲目の"上海"を初めて聴いたときの衝撃! 未だに彼の最高傑作と私は信じて疑わない名盤。 スライ&ロビー、オマー・ハキム、マーカス・ミラーという超重量級リズムセクションの中(曲によっては4人が同時に参加)、 必ずしも轟音弾きまくりではなく、悟りを開いた禅師のようなギター・プレイが展開される。 ラストの"All Beets Are Coming"は、収録時間の関係からLPとCDで編集が違う。 CDの方が「完全オリジナル版」をうたっているが、LPでも14:08の大作。 CD買わなくちゃ…(実はLPしか持ってない)。
ここからMOBO BANDでの活動が開始される。 ダブル・ベースというコンセプトは上記"MOBO" からの継続性が感じられるが、音楽的にはむしろ"GANAESIA" のラスト2トラックの世界の発展形のようにも思える。 "サッチャン"ではゲスト参加の怪人坂田明(sax, vo)が何やら意味不明のストーリーを語る。 面白さと過激さを追求したジャズ。
MOBO倶楽部によるライブ・アルバム。 上記MOBO BANDにホーンとパーカッションを補強した総勢14名のビッグバンドによるド迫力の演奏。 香津美最大のヒット曲"UNICORN"、"MOBO"収録の名曲"上海"などがここではより過激に蘇る。
おもしろ過激路線からちょっと力を抜いたアルバム。 ジャケットはちょっと怖い。
イエス、キング・クリムゾンなどで活躍のブリティッシュ・ロック界最高のドラマーであるビル・ブラフォードと、 フランク・ザッパのバンドを経てブラフォードのソロ・プロジェクトにも参加していたジェフ・バーリンを迎えてのアルバム。 1曲目の"Melancho"は再結成後のクリムゾンを彷彿とさせる雰囲気があり、 確かアメリカン・エクスプレスのCMで使われていた。 全体に、腕利きの二人に触発されて香津美も弾きまくっている。 それにしてもバーリンすごい!
上記と同じメンバーにキーボードを追加してのアルバム。 個人的には中途半端な感じを否めない。
前2作同様トリオが核となる録音。 ブルネル、ワッカーマンともかなりの曲者だが、 むしろこっちの方が吹っ切れた感じがしてパワフル。
この辺でしばらく香津美のフォローは途絶えてしまった私。 本人はバンド"RESONANCE VOX"で活動、アルバムも順調にリリース。
バンド"RESONANCE VOX"でのライブ録音。 どうしたことか録音年月、場所に関するクレジットが見当たらない…。 ロック寄りのフュージョンとして非常に完成度が高いが、肩肘張らず楽しめる演奏。 力哉のドラム・ソロはCDに収録するにはちょっとしつこいかも。
この後アコースティックのアルバム『おやつ』、『おやつ2 / 遠足』、 ミノ・シネルらとの『エスプリ』など。私はいずれも未聴。
超強力メンバーによるニューヨークでのライブ録音。
KYLYNの"WATER WAYS FLOW BACKWARD AGAIN"の再演は涙もの!
他の曲も超充実でかっこいい!!
なお、ピアソラの"Libertango"
をラリー・コリエルとデュオで演奏しているが、
個人的にはこの演奏に限ってはあまり好きではない。
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最終更新: Mar 20, 2000