商店街のお祭りの特設ステージでのライブ。当然ながら無料。 事前にポスターなどが出ていたので、庄野真代が出る!ということは知っていたが、 実際に聴けたのは諸々の事情が幸いな方向に転んだことによる。
演奏曲目の大半は60年代〜70年代の日本の歌謡曲であったが、 これが非常に良かったのだ。 もろにブルースになっていた「アカシヤの雨が止む時」のカッコ良いこと! 「恋のバカンス」のビートも良いし、 あの懐しい「飛んでイスタンブール」 は意外にしっとりしたアレンジでじっくり聴かせてくれた。 曲名が思い出せなくてはがゆいのが上記以外にも数曲。 改めて彼女の歌の巧さを再認識した。
アコースティックな響きを生かしたバンドの音も素晴らしかった。 特にベースの音がすごい。 よく調べるとどのメンバーもバリバリの現役プロ・ミュージシャンで、 「浜田山ーず」自体もお祭り向け企画モノではなく、 時々ライブハウスに出たりもしているようなのだ (とりあえず直近では7/27、28に、飯泉トリオでおなじみの荻窪ROOSTERに出演予定)。
スペシャルゲストの鈴木雄大も懐しかった。 といっても実はこの人の歌をまじめに聴いたことはなかったので、 単に名前が懐しかったに過ぎないのだが…それにしても既に20年選手なのだなぁ。 めちゃめちゃギターが上手かったのには驚いたし、 「太陽の匂い」も良い曲だった。
そして吉祥寺でライブに出た後立ち寄って飛び入り出演したCOCORO★CO。 彼女たちの存在自体初めて知ったが、 とても素晴らしいゴスペルのアカペラ・コーラスを聴かせてくれた。
ビール片手にヤキソバや焼きとうもろこしなど食べながら気軽に聴くライブが こんな豪華な内容だったなんて、ものすごく得した気分。 再び諸事情により最後まで聴けなかったのだけが残念な夏の一夜であった。
[2001年7月25日(水) 記]
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最終更新:2001.07.25