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小松亮太&ザ・タンギスツ (2001.2.8)
データ
- 2001.2.8 19:30〜
- 東京・江古田 Live House Buddy
- 小松亮太 & The Tanguists -
小松亮太 (bn), 北村聡 (bn), 近藤久美子 (vn), Chica (vn), 吉田由紀子
(va), 大友肇 (vc), 熊田洋 (pf), 東谷健司 (b), 桜井芳樹 (g), 佐竹尚史
(perc)
- ロベルト杉浦 (vo)
曲目
第1部
- 情熱大陸 (葉加瀬太郎) Q
- レビラード (ピアソラ) Q
- 首の差で (ガルデル、レ・ペラ) Q
- ラ・トランペーラ (トロイロ) Q
- ウナ・インスピラシオン (ブルネリ) T1
- 泣き虫 (ラドリサーニ、カディカモ) T2
- ネグラーチャ (プグリエーセ) O
- デレーチョ・ビエホ (アローラス、クラウシ) O
- エル・マルネ (アローラス) O
- バンドネオン協奏曲より第1楽章 アレグロ (ピアソラ) N
第2部
- レメンブランサス (追想) (メルフィ、バティステーラ) O+V
- エル・モティーボ (動機) (コビアン、コントゥルシ) O+V
- パイーマ (アルバレス) O+V
- ラ・クンパルシータ (マトス・ロドリゲス、マローニ、コントゥルシ) O
- 最後の酔い (トロイロ、カスティージョ) B+V
- タンゴロジー (マルビチーノ) D
- ブエノスアイレス午前零時 (ピアソラ) D
- ロコへのバラード (ピアソラ、フェレール) D+V
- アサバーチェ (フランチーニ、スタンポーニ、エスポシト) D+V
アンコール
- 想いの届く日 (ガルデル、レ・ペラ) SQ+V
- アサバーチェ (フランチーニ、スタンポーニ、エスポシト) D+V
- パリの秋 (リベルテーラ) O
編成
- B: 小松 (バンドネオン・ソロ)
- T1: 小松, 熊田, 東谷
- T2: 近藤, 熊田, 東谷
- Q: 小松, 近藤, 熊田, 東谷, 桜井
- O: 小松, 北村, 近藤, Chica, 吉田, 大友, 熊田, 東谷
- N: 小松, 近藤, Chica, 吉田, 大友, 熊田, 東谷, 桜井, 佐竹
- D: 小松, 北村, 近藤, Chica, 吉田, 大友, 熊田, 東谷, 桜井, 佐竹
- SQ: 近藤, Chica, 吉田, 大友, 東谷
- V: ロベルト
所感
書くのがすっかり遅れてしまって、生々しい感覚は薄れてしまったが…
小松亮太&ザ・タンギスツのホームグラウンドとも言うべき場所、
江古田のBUDDYでのライブ。
第1部は新作『うそつき女』からの曲目に加え、
プグリエーセとアローラスの渋いタンゴ、というバラエティーに富んだ構成。
小松には、表現者としての意識と同時に、
若い世代の聴衆および演奏家への啓蒙活動的意識がかなり感じられた。
「ラ・トランペーラ」や「泣き虫」の粋、
「バンドネオン協奏曲」のスピード感が良かった。
第2部は歌手ロベルト杉浦を前面に据えたステージ。
いつものロベルトに比べると若干おとなし目だったものの、
やはり強烈なキャラクターであり、
歌の合間のギャグで客の注目を引き寄せる力は強かった。
一方で歌そのものはいつもながら非常に高い水準。
シリアスな内容の歌と定着したキャラクターとの折り合いのつけ方が案外難しいかもしれない
(もちろん落差を楽しむという聴き方もありであろうが)。
ラストの「アサバーチェ」は演奏ともども圧巻であった。
アンコール1曲目は、当日会場にも来ていたさる音楽評論家氏への結婚祝いとして演奏されたもの。
[2001年3月25日(日) 記]
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吉村俊司(東京都)
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最終更新:2001.03.25