OBSESSION 4 〜 二胡とヴァイオリンの流麗な音色 (2004年7月16日 スイートベイジル STB139)
J-WAVE などでおなじみのルーシー・ケントさんがナビゲートするライブ・シリーズの4回目は二胡の賈鵬芳さん、ヴァイオリンの Chica さんの共演。
前半の賈さんのライブは、シンプルに二胡とピアノ (恩田直幸さん) のデュオによるもの。穏やかで美しくて良いけど、正直言って個人的には物足りなかったのも事実。そんな中では、ソロで弾いた「草原新牧民」の奔放さ、恩田さんの作品「再会」の他とは違った響きが印象に残った。
トークセッションをはさんで後半の Chica さんのライブは、ピアノ (黒田亜樹さん)、ベース (東谷健司さん) という、久々の東京ピアソラランドメンツによるライブ。はじめはやや手探りの感もあったが、なかなか楽しめた。コンチネンタル・タンゴの「ジェラシー」は終盤の仕掛けが楽しく、「ピアソラ・メドレー」(記憶に自信がなくなりつつあるけど、アレグロ・タンガービレ〜デカリシモ〜鮫〜天使のミロンガ〜ブエノスアイレスの冬、だったか?) も何やらお得な内容。にしても、アレグロ・タンガービレは、いつ次につなぐのか、と思っているうちにほとんど丸々一曲やってしまって、思わず笑ってしまいました。
セッションでは Chica グループに賈鵬芳さんが客演。ピアソラの「オブリビオン」は二胡の音色に非常に良く合っていて、新鮮だった。
- OBSESSION 4 〜 二胡とヴァイオリンの流麗な音色
- 2004年7月7日 20時〜 於東京・六本木 スイートベイジル STB139
- 二胡: 賈鵬芳 (ピアノ: 恩田直幸)
- ヴァイオリン: Chica (ピアノ: 黒田亜樹、ベース: 東谷健司)
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
商品へのリンクには以下のアフィリエイトが設定されている場合があります。
Amazon.co.jpアソシエイト
楽天アフィリエイト