リオーネル・ルエケ他
9/18〜19 に行われた東京JAZZ 2004。何でも会場の音響はイマイチだったらしいが、BS-hi で放送されたライブ映像はなかなか楽しめた。いろいろあって断片的に、ほとんどながら状態で見聞きしただけなのだが、ものすごく印象に残ったのが[2004-09-27-1]に書いたリオーネル・ルエケというギタリスト。放送の中での解説によれば、アフリカはベニン出身で、南カリフォルニア大学のセロニアス・モンク・インスティトゥート・オブ・ジャズ・パフォーマンスを昨年卒業したばかりの若手とのこと。ハービー・ハンコックの秘蔵っ子らしく、今回は随所にフィーチャーされていた。
ギターのスタイルは、一言で言えば不思議。ヤマハのサイレントギターみたいな形のギターと、フルアコースティックのジャズ・ギターを持ち換えて演奏しており、いずれもピックは使わないで爪弾くタイプの奏法。自身のヴォイス・パフォーマンスを交えながら演奏し、そのヴォイスをサンプリングした音もギターでコントロール、ギター自体の音もジャズギターらしくなく、フルアコの方は何とも素朴な感じのする硬めの生音だったりする。ギターをパーカッションのように叩くパフォーマンスもあり、その音とリズム感の両方があまりにも見事であった。
今後どんな活躍をするのか、注目したいところである。
ところで、今回もう一つ印象に残ったのが TOTO の参加。2日目の登場で、TOTO 単独のステージはテレビでは見逃した (中継されなかったかも) ものの、ラストのスーパー・ユニットでメンバーが登場。ルカサーがまるでスーパーマリオみたいになっていて笑ってしまったし、”ROCK ITReloaded” というタイトルの割には何となく不完全燃焼の感もあったが、結構楽しめた。
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
商品へのリンクには以下のアフィリエイトが設定されている場合があります。
Amazon.co.jpアソシエイト
楽天アフィリエイト