Rock Goes To College Live 1979 / Bruford
昨年紹介しきれなかった本や CD をちょっとずつ紹介したい、と思っている今日このごろだが、その前につい最近入手した DVD の紹介を (感動が新鮮なうちに)。
ロック界最高のドラマーの一人、ビル・ブラッフォードのバンド “Bruford” のライブ DVD。1979年にオックスフォード工科大学で収録され、BBC でオンエアされた映像で、メンバーはビル・ブラッフォード (ds)、デイヴ・スチュワート (key)、アラン・ホールズワース (g)、ジェフ・バーリン (b)、そしてゲストでアネット・ピーコック (vo)。とにかくすごいメンバーが揃っているのである。
個人的にはとにかくホールズワースが大好きなので、彼の流れるようなフレージングが存分に堪能できるのがまず嬉しい。もちろん、ブラッフォードの「カーン」と突き抜けるようなスネアとタイトなドラミングをはじめとして、他のメンバーも素晴らしい。そして何より、けだるく妖艶に、漂うように語り歌うアネット・ピーコックの存在感 (ポーズの決め方には時代を感じるが…)。
超絶変拍子の嵐の2曲目 “Beelzebub” をはじめとして、リズムもコード進行も一筋縄では行かない曲が多いのだが、その割にはメロディーラインが親しみやすいのも良い。ブリティッシュ・ジャズ・ロックの最良の到達点の一つがこのバンドだと思う。
- ロック・ゴーズ・トゥ・カレッジ
- ブラッフォード
- Arcàngelo, ARDV-1035
- 日本語解説つき輸入盤 DVD
ロック・ゴーズ・トゥ・カレッジ [DVD](ブラッフォード)
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卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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