2007六華シンポジウム「わが中年世代の『ココロの危機』をどう乗り越えるか」
(いつもと文体を変えて…)
北海道札幌南高校「六華(りっか)同窓会」では、毎年幹事にあたる期の卒業生が特別事業を行っています。今年は私の卒業期である南32期 (1982年卒) による企画で、「わが中年世代の『ココロの危機』をどう乗り越えるか」というシンポジウムを行うことになりました (10月6日 13:30〜16:30 道新ホールにて)。私自身は遠隔地在住を言い訳にして、今回の企画を含む同窓会の活動に対して何も貢献できていないのですが、この企画については広く皆様に知って頂きたく、ここに紹介する次第です。
私たち南32期は、高校卒業後25年を経て、人生の折り返し地点を過ぎた年代です。社会でも第一線の立場となり、また、小・中・高校生位の子どもをもつ年代でもあります。ところが、そんな私たちを取り巻く状況は決してたやすいものではありません。「よりよく生きたい」という願いとは裏腹に、中年世代の自殺者は増加し、経済の厳しさも続いています。同様に子どもを取り巻く状況も複雑になってきています。次の世代である子どもたちに幸せな社会を約束することができるのでしょうか?いや、子どもどころか、私たち自身が「よりよく生きる」ということは今の私たちには可能なのでしょうか?「不惑」をとうに過ぎた私たちは、いまだ惑いの中にいます。中年世代の危機はココロの危機といえるのかも知れません。そして、社会の一線でがんばってゆかなければならない責務のある私たち中年世代のココロの危機は、現代の、そして次世代をも巻き込んだ危機であるのかもしれません。
今年の実行委員会のテーマであるnoblesse oblige(「高貴な義務」)。これを「私たち社会の一線を担う世代が果たすべき責務」ととらえ、一般市民、学生、同窓生、同世代人に広く問いかける特別講演とシンポジウムを、同窓会の特別事業として企画することにいたしました。「中年世代のココロの問題と生き方の問題について考え、我々がよく生きることこそが次世代を幸せにすることなのだ」ということが、参加した多くの人々とともに共有できることを望んでいます。
(企画書より一部抜粋)
確かに私自身を振り返っても、未だ惑うことばかり。よりよく生きることに関してはまだまだ手探りの状況です。このシンポジウムがココロの危機を乗り越えてよりよい生に至るための、何かのきっかけになれば素晴らしいと思います。
第一部は上智大学名誉教授のアルフォンス・デーケン氏による特別講演、第二部は元HBCの松永俊之氏のコーディネートで、我が同期の3名をシンポジストとするシンポジウムです。
札幌およびその近郊在住の方、10月上旬に札幌に行く予定のある方、興味がありましたらぜひご参加ください。
よろしくお願いします。
2007六華シンポジウム「わが中年世代の『ココロの危機』をどう乗り越えるか」
- 2007年10月6日(土)13:30〜16:30
- 道新ホール(札幌市中央区大通西3)
- 入場無料 定員700人 整理券配布中
- 問合せ先:札幌市コールセンター(Tel 011-222-2894)
第一部 特別講演「 よく生き よく笑い よき死と出会う」
講 師 アルフォンス・デーケン 上智大学名誉教授
第二部 シンポジウム「わが中年世代の『ココロの危機』をどう乗り越えるか」
コーディネーター 松永 俊之 元北海道放送(HBC)アナウンサー
札幌市役所のサイトにも紹介されています。南32期のサイトでの告知はこちら。
履歴
- 2007-09-19 南32期のサイトの告知をリンク
- 2007-09-09 大幅改訂
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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“2007六華シンポジウム「わが中年世代の『ココロの危機』をどう乗り越えるか」” に対して1件のコメントがあります。