Fernando Otero X-Tango / Plan

今年も残すところ2か月、例年より多少記事のエントリーは多いものの、本ブログの本来のテーマである「タンゴを中心とした音楽情報」の記事が少ない!
というわけで、しばらく意識してCD紹介をアップしようと思う…思うぞ…うん(どことなく弱気)。

Plan(Fernando Otero)

今回紹介するのは米国在住のピアニスト、フェルナンド・オテロが2002年に録音したアルバム。一言で言えばジャズと現代音楽とタンゴの融合、かな。これがまた、かなり骨のある部分と思い切り情緒的な部分がほどよく共存していて、なかなか良いのだ。特に3曲目に収録されている曲は、管楽器を含む大編成オーケストラ(室内管弦楽団くらいに相当?)とバンドネオンが高速変拍子フレーズを駆け抜け、それがいつの間にかミロンガのリズムに収斂する、というなかなか刺激的な内容。スラロームを高速に駆け抜ける重戦車、みたいな快感なのだ(見たことないけど)。一方、思い切りタンゴ的な泣きのヴァイオリンをフィーチャーした曲や、ローズピアノを効果的に使った美しい曲もあり、非常に良い。今年一番のお気に入りである。
なお、上のAmazonへのリンクは米国盤だが、私が購入したのはアルゼンチン盤 EPSA 0761-02で、ジャケットのデザインも異なる。Amazonでの価格はちょっと高すぎるので、可能ならアルゼンチン盤を探した方が良い。私はタワーレコード渋谷店にて購入。
【履歴】

  • 2007-11-06 タイトルを修正(Fernando Otero → Fernando Otero X-Tango)、録音年を訂正(2003年→2002年)、Amazonへのリンクを追加、購入情報を追加
[Posted on 2007-11-02]

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