まとめて紹介!
もう大晦日。結局これまで紹介し切れなかったCDを、とにかくリストアップするぞ、っと。
Amazonで扱っているものはAmazonの商品ページにリンク、それ以外については、購入可能なサイトにリンクしておく(大半はタンゴのTangostore.com)。
目次
タンゴ
必ずしも最新作ではないものも含まれているが、ご容赦を。
Damian Bolotin & Cuerdas Pop-temporaneas / Hora Pico
ヴァイオリニストのダミアン・ボロティン率いる弦楽四重奏によるタンゴ。自作、妻のソニア・ポセッティの作品、ピアソラ作品を収録。
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La Camorra / 12 Postas
Presenta 12 Postales(La Camorra Tango)
オリジナル作品中心の現代タンゴ。
Leo Sujatovich Trio / Tango Ritual
Tango Ritual(Leo Sujatovich)
ピアノのレオ・スハトビッチがヴァイオリンのダミアン・ボロティン、チェロのパトリシオ・ビジャレホと組んで、フィリベルト、プラサ、ピアソラのタンゴに加えて、アルベニス、デ・ファリャらの作品をタンゴのグルーヴで演奏。
Maria Estela Monti / Bajoflores
実力派女性歌手マリア・エステラ・モンティの3枚目。アコースティック・フュージョン風の曲など、定型的タンゴにこだわらないスタイルながら、タンゴ的味わいを持った秀作。
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Nicolas Ledesma / De Tango Somos
Tango Somos(Nicolas Ledesma)
現在のタンゴ界では最高レベルのピアニストの一人にして青木菜穂子さんの師匠、ニコラス・レデスマのド迫力の現代タンゴ。リリースは少し前だが、とにかくおすすめ。
Osvaldo Pugliese / Edicion Aniversario: 1905-2005
Edicion Aniversario: 1905-2005(Osvaldo Pugliese)
オスバルド・プグリエーセの生誕100周年を記念して2005年にリリースされた4枚組みCD。1940年代から90年代までの楽団の変遷をたどれる好企画で、今プグリエーセを聴こうと思ったらこれが最適(ちょっと量が多いけど安いしね)。
Salle Gaveau / Alloy
ギタリスト鬼怒無月率いる日本発のプログレ・タンゴ・バンド。ライブ・レポートSalle Gaveau (2007年1月22日 吉祥寺マンダラ2)も参照いただきたい。
まぼろしの世界販売部
Susana Rinaldi / En El Underground
ベテラン女性歌手スサーナ・リナルディの新作。惜しくも亡くなった同世代のシンガー・ソングライター、エラディア・ブラスケスへの追悼の意味もこもったアルバムである。さすがの貫禄と深みで、特にこんな凄い「氷雨」は聴いたことがない!
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Vale Tango / Bardi
Bardi(Vale Tango)
若手実力派グループ、バーレ・タンゴがタンゴ黎明期の大作曲家アグスティン・バルディの作品ばかりを演奏した一枚。
Zaida Saiace / Tango Novelle – El Tiempo Es Uno
ジャンルを超えて活躍するピアニスト、サイダ・サイアセの最新作。コンセプトとしてのタンゴを通奏音として、さまざまなスタイルの楽曲を聴かせる。リディア・ボルダをヴォーカルに迎えたピアソラの「ミロンガ・シン・パラブラス」が絶品。
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フュージョン系
Carlos Franzetti / Grafitti
グラフィティ(カルロス・フランツェッティ)
アルゼンチン出身で米国で活躍するピアニスト、カルロス・フランセッティ(フランツェッティ)が1970年代に録音したアルバム。ラテン風味あふれるウエストコースト系フュージョンで、隠れた名盤として一部のファンの間では評価が高かったものだとか。個人的には彼の率いるオルケスタ・ノヴァなどタンゴともつながる活動が気になっていたため、たまたまタワーレコードで名前を見つけたときは驚いた。非常に気に入っている一枚。
キップ・ハンラハン/アメリカン・クラーベ関連
パーカッショニスト、プロデューサーとして前衛ジャズ、ラテンジャズで活躍してきたキップ・ハンラハン。タンゴファンにとっては、ピアソラの1980年代における3枚の傑作アルバム「タンゴ・ゼロ・アワー」「ラフ・ダンサー・アンド・ザ・シクリカル・ナイト」「ラ・カモーラ」のプロデューサーとして有名である。彼のレーベル「アメリカン・クラーベ」の再発、新作が国内版として一挙リリースされていたので、そのうち4枚を購入。
Deep Rumba / A Calm In The Fire Of Dances
A CALM IN THE FIRE OF DANCES(Deep Rumba)
2000年にリリースされた、あまりに有名なキップ・ハンラハン・プロデュースのグループの2枚目。ディープだ(まんま)。
Kip Hanrahan / Coup De Tete
COUP DE TETE(キップ・ハンラハン)
1981年リリースのキップ・ハンラハンのデビュー・ソロアルバム。チコ・フリーマン、ビル・ラズウェル、アート・リンゼイ、ジャマラディーン・タクマ、カーラ・ブレイ、などなど、とんでもないメンバーがとんでもないスリルに満ちた音楽を創造。
Kip Hanrahan / Beautiful Scars
BEAUTIFUL SCARS(キップ・ハンラハン)
こちらは2007年リリースの最新ソロアルバム。
Piri Thomas / Every Child Is Born A Poet
エヴリ・チャイルド・イズ・ボーン・ア・ポエット(ピリ・トーマス)
ピリ・トーマスのスペイン語混じりの英語によるポエトリー・リーディングの、前衛ジャズ、ラテンジャズとの出会い!
というわけで、後30分あまりで新年。今年もいろいろお世話になりました。2008年もよろしくお願いします。
【履歴】
- 2008-01-05 誤字修正
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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