アリエル・アッセルボーン、青木菜穂子 (2008年6月5日 大泉学園 in F)

アリエル・アッセルボーン青木菜穂子でタンゴをやる、という魅力的なライブ。場所は前々から行きたいと思っていた大泉学園のin F。というわけで、行って来ましたよ (2008年6月5日 20:00〜)。
実はアリエルとは、2006年11月の南青山マンダラでの青木さんのライブのときに隣に座って知り合いになった、という経緯がある。私にとっては何やら縁を感じる二人の共演なのだ。
アリエルのハイトーンの声によるタンゴは、当然ながら普通のタンゴ歌手とは違う感覚で、新鮮だった。「ボルベール」「ウノ」「想いの届く日」「最後のコーヒー」「ナーダ」など、悲しみや寂しさをしゃれた雰囲気のメジャーキーのメロディーに乗せた曲ばかりで(「想いの届く日」だけは幸せいっぱいだけど)、青木さんのピアノとの相性もぴったり。そういえば青木さんと共演の多いSayacaさんの歌い方とも少し近い部分があるのかもしれない。
ギターによるタンゴもすばらしかった。特にピアノとのドゥオによる「ブエノスアイレス午前零時」は、静かな中にもスリルがあって、個人的にはこの日一番の収穫。
あとは、フォルクローレをたくさん。知らない曲ばかりだったが、特にサンバ(アルゼンチン・サンバ)でピアノとギターのリズムの絡み合い、メロディーの響き合いが絶妙で、とてもよかった。
ちなみに、アリエルのブログにもこの時のことが書かれている。写真入り。


さて、in Fはおいしい地酒と料理が揃っているとの評判を聞いていて、実はこれが楽しみだったのだが、評判どおり本当においしかった。
特に「鮭の酒浸し」が旨かったなぁ。塩だけで干した鮭を薄めにスライスして、少量の酒に浸したもの。カチカチの鮭が酒で少しやわらかくもどされ、何とも味わい深い。「たたき梅の大根はさみ」は大根のしゃきしゃき感がたまらない。お酒は「ちょっと濃い目のやつ」とリクエストして選んでもらった緑川のにごり「ゆららか」。あーーー幸せ。
もっとも、実は翌朝見事に二日酔いで頭ズキズキだった。そんなに飲んだわけでもないのに。だって生ビール2杯と上記の「ゆららか」2杯、あと「こんどはすっきり系で」とお願いしたお酒を1杯…あ、いや、そんなに少なくはないか。でも私としてはそんなに多くもない。帰り道も普通だったし(だよね?>途中まで一緒だった方々)。多分空きっ腹で飲んだのがいけなかったのだな。うん、そういうことにしておく。
[Posted on 2008-06-07]

アリエル・アッセルボーン、青木菜穂子 (2008年6月5日 大泉学園 in F)” に対して3件のコメントがあります。

  1. 泉野正人 より:

    『よしむらのブログ』を読んでると よしむらさんの本←泉野正人プロデュ-スによる出版化計画!! こんなこと やりたい!って思うになってきました マジ!! 是非いっぱいいっぱいある僕の夢の中のひとつに加えさせてください!!!

  2. 泉野正人 より:

    本日5日(土) 大塚グレコ に行ってきました 青木菜穂子さんと喜多さんとの顔合わせ 実は僕 はじめてだったんですけど 本当 良かったです!!

  3. よしむら より:

    泉野さん、どうもありがとうございます。本ですか!?いやー、そんなことが出来たらすごいですね。全然無理と思いつつも、私の夢にも加えさせていただきます。大塚グレコのライブ、行けなくて残念です。

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