バホフォンド
10/5、6に都内でライブを行うバホフォンドのことを紹介する記事を書こうと思ったのだが、ちょっと検索したら佐藤由美さん(元ラティーナ編集長、音楽ライター)の書いた文を見つけた。
らっこ・アーティスト:バホフォンド 地下水脈の斬新タンゴ(毎日jp)
さすが。これを読めば十分である。
まあ、せっかくなので彼らCDを紹介しておこう。
バホフォンド・タンゴクラブ(バホフォンド・タンゴクラブ)
Bajofondo Tango Club(Various Artists)
2002年リリースの彼らのファーストアルバム(2枚あるのは国内盤と輸入版、下のMar Dulceも同様)。この時点では「バホフォンド・タンゴ・クルブ」という名前だった。タンゴとエレクトロニカの融合という意味では、パリのゴタン・プロジェクトの方が1〜2年早いが、ゴタンのスタイリッシュなアプローチに対してこちらはもっと重厚で生々しい感じが強い。
Bajofondo Tangoclub Presents: Supervielle (Dig)(Supervielle)
2004年リリース。メンバーのルシアーノ・スーペルビエジェによるソロプロジェクトとしてのアルバム。サッカー中継の音声をコラージュした3曲目の”Centroja”はゾクゾクもの。
Bajofondo Remixed(Bajofondo Tango Club)
2006年リリースのリミックス版。私は未聴です。
マール・ドゥルセ/甘美なる海(バホフォンド/バホフォンド feat.ネリー・ファータド/バホフォンド feat.ラグリマ・リオス/バホフォンド feat.サントゥーロ/バホフォンド feat.ジュアン・スビラ/バホフォンド feat.リョウタ・コマツ/バホフォンド feat.エルヴィス・コステロ/バホフォンド feat.グスタヴォ・セラティ/バホフォンド feat.マラ・ロドリゲス)
Mar Dulce(Bajofondo Tango Club)
2007年リリースの目下最新のアルバム。ここでバンド名から「タンゴ・クルブ」が取れて「バホフォンド」となった。小松亮太、エルヴィス・コステロ他ゲスト多数参加。古典的なタンゴ楽団とタイトなドラミングやシンセがうまくマッチした”Pa’ bailar”がかっこいい(ここに小松亮太氏が参加)。エドゥアルド・ロビーラの”Que lo paren”がよりスピーディーなエレクトロニカに化けた”No pregunto cuantos son”も良い。
[Posted on 2008-10-5]
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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