ロックとわたくし3
過去2年、6月9日のロックの日にちなんだ記事をアップしてきた。
今年(2011年)はたまたま6月9日およびその直前は都合が悪かったので、3日遅れの記事アップである。
目次
Florencia Ruiz
ロック関連で最近ものすごく良かったのがこの人。アルゼンチンの女性シンガーソングライター、フロレンシア・ルイスである。2011年5月27日のSaravah東京でのライブは感動的だった。同日の映像がYouTubeに上がっていたのでご紹介。
Florencia Ruiz japanese band Una condicin Tokio 2011
シンプルなのにすごく響いてくる。現在イチオシのロック。
なお、彼女の新譜 “Luz de la noche” は一度は日本盤の発売が決まりかけたものの、結局中止になったとのこと。私はライブ会場で限定販売されたものを入手したが、これは傑作です!CDについてはタニィさんのブログ「毎日がブエノスディアス!」での記事「フロレンシア ルイスの最新アルバム紹介」もぜひご一読を。
さて、このまま最近のロックに行こうと思ったんだけど、いざ何か書こうと思うとネタがない。というわけで今回も思いつくままじわじわと昔のバンドへ。
Tortoise
上のフロレンシア・ルイスは、アルゼンチン音響派とも呼ばれるアーティストの中の一人だが、音響派といえば私が最初に耳にしたのはシカゴ音響派。その代表的バンドのひとつ、トータスの1996年のアルバム “Millions Now Living Will Never Die” から “Glass Museum” を、2010年のライブ映像で。
Tortoise – Glass Museum HD 720p live in WUK Wien 2010
Millions Now Living Will Never Die(トータス)
Durutti Column
さらにさかのぼってドゥルッティ・コラムが1984年にリリースした “Without Mercy”。これ、実は当時私が床屋で髪を切っている最中、流れていたラジオでかかって、これは!とすごく気に入ってしまった曲なのだ。パーソナリティが言ったバンド名「ドゥルッティ・コラム」を、帰宅するまで忘れないよう何度も頭の中で繰り返していた記憶がある。アルバム(当然アナログね)ではA面がほとんど室内楽、B面がリズムマシンを使ったバージョンで、下の映像はたぶんB面バージョンに相当。静謐な美しさに満ちた音楽。
Durutti Column Without Mercy
今Amazonで調べたら、CDは目ん玉飛び出そうな高値になってた。参考までにリンクしときますが…
Without Mercy(Durutti Column)
801
さてさて、さらに古いほうにさかのぼるとこんなのが出てくる。ロキシー・ミュージックのフィル・マンザネラを中心としたスペシャルバンド “801”だ!
下に紹介するのは唯一の公式盤である1976年のライブ盤からの音で、映像は静止画。
801 LIVE COLLECTOR’S EDITION EPK
アルバムはこちら。ジャケットかっこ良い!
ライヴ+ボーナスCD(紙ジャケット仕様)(801)
Sting & Gil Evans Orchestra
んー、全然脈絡ないが、まあ良い。スティングがジャズのギル・エヴァンスのオーケストラと共演した際の映像。1987年のイタリアでのライブである。曲はジミ・ヘンドリックスの「リトル・ウィング」で、後に “Nothing Like The Sun” に収録された際にもギル・エヴァンスを迎えて録音しているもの。”Nothing 〜” では中盤と終盤にハイラム・ブロックのすばらしいギター・ソロが聴けるが、こちらの映像ではブランフォード・マルサリスのソプラノ・サックス・ソロがこれまたすばらしい。残念ながら映像は埋め込めなかったので、下記のリンク先で観てください。
Sting & Gil Evans Orchestra – Little Wing
この音源、知人所有の海賊盤をさらにテープにコピーしたもので聴いたことがあったのだが、映像まで残っていたとは。CDは一応下記のものが出ている。ほかにも同一の音源でいくつか出ている模様。
Last Session(Sting)
実はあといくつか準備があったのだが、とりあえず今日は時間切れ。また改めて追加するかも。
[Posted on 2011-06-12]
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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