昔々のベリカード発掘 (12) 北京放送
今回は北京放送です。モスクワ放送と並んで中波でもよく聞こえた海外放送で、BCL を始めて間もなくの頃から親しんでいました。
目次
北京放送のベリカード
一番最初にもらったのは上述のように中波での受信に対する証明でした。その後はデータの記載がなく、いつどのような周波数で聴いたものかはわかりません。3枚目が英文なのは日本語以外の放送の受信報告を書いたのかな?それも記憶になく…
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放送開始前に流れるオルゴールの「東方紅」のインターバルシグナルがとても印象的だったのを覚えています。番組内容は後日紹介する朝鮮中央放送のような激しい口調のものではなく、比較的穏やかに社会主義中国の発展を報じるようなものでした。とはいえやはりアメリカ帝国主義批判や昔の日中戦に絡む話はあったと思います。
たくさんの送付物
北京放送はベリカード以外にもさまざまなものを送ってくれました。下記は「北京周報」という冊子。
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こんな手紙も。さすがに一人一人への手書きではなく、手書き文字を印刷したものです。多分ガリ版印刷ではないかと思います。内容は今読むと如何にも…な感じですね。
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年末か年始にはカレンダーも送られてきて驚いたものです。結構な大きさの、ひと月一枚のしっかりしたものだったと記憶しています。残念ながら手元には残っていませんが。
そしてこんな切り絵細工も。小さなものですが嬉しかったですね。これはベリカードと一緒だったのか、カレンダーと一緒だったのか…
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現在は?
確認してみたところ、放送局名は「中国国際放送局」に変わったようですが、中波も短波も放送を継続しており日本語放送も健在です。試しに今 (2022年5月29日23時過ぎ)、最近古いカセットを聴くために購入した CD ラジカセで1044kHzを聴いてみたら楽勝で聞こえました。
公式サイトはこちら。だいぶ砕けた印象です。
メニューから「ラジオ」を選ぶとオンラインで聴くこともできます。インターバルシグナルは中国の国歌になっていました。
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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