昔々のベリカード発掘 (16) HCJB アンデスの声
また間が空いてしまいました。今回は初めて聴いた南米大陸からの電波、アンデスの声です。
目次
エクアドルからのベリカード
HCJB アンデスの声は、南米エクアドルの首都キトから放送されていた日本語放送でした。BCL ブームの頃は特に人気の高い放送局でした。
1975年3月1日の受信に対するベリカードです。私のラジオ遍歴 (1) で紹介した自作ラジオで聴いたときのものです。南米からの電波を自分の作ったラジオが捕まえた、という事実に興奮を覚えたという記憶があります。
発送は国内から。封筒にも文章や写真が印刷されていました。
もう一枚、こんなのももらいました。
こちらは1975年9月25日の受信です。上と同様の封筒には人気番組「マリンバの調べ」の出演者の情報もありました。
HCJB は放送局に割り当てられたコールサインですが、カードを見ると Heralding Christ Jesus’ Blessing という言葉を当てていますね。当時は気付いておらず、最近 Twitter で他の方から教えて頂いて気付きました。
現在は?
エクアドルからの短波での日本語放送は2000年に一旦打ち切られ、その後は紆余曲折があったようです。経緯は Wikipedia の「アンデスの声」の項にまとめられています。
現在、運営団体の名前は「リーチ・ビヨンド」に変わり、オーストラリアから短波で日本語放送が行われています。日本のリスナーからの強い要望で「HCJB」の名前も併用できるようになったのだそうです。
オンラインでも聴くことができて、なんと番組開始時からご担当されている尾崎一夫さんが今もご担当されています。しかもアーカイブの一覧を見たら「マリンバの調べ」もあるではありませんか!さらに聴いてびっくり。昔エクアドルから放送していた「マリンバの調べ」の再放送なのです。当時アンデスの声のファンだった皆さん、ぜひぜひ聴いてみてください。
ちなみにエクアドルの HCJB も放送局としては引き続き存続しています。
以上、HCJB アンデスの声のベリカード発掘でした。次からは今度こそペース上げて行きます!
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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