Viaje de Tango vol.23 最近気になるアーティスト特集
2023年2月19日に放送された「Marcy & Magi の Tango en Tokio」の中のコーナー「吉村俊司の Viaje de Tango」の事前メモ公開です。この日は「最近気になるアーティスト特集」でした。結果としてタンゴアーティストではない人ばかりを集めた形になりました。
目次
楽曲とアーティスト
【曲】Decarissimo デカリシモ / A saidera orquesta, André Mehmari
- ア・サイデラ・オルケスタはブラジルのサンバ、ショーロ、フレーヴォ、バイアウン等の音楽のスタイルにインスピレーションを得て結成されたアルゼンチンのビッグバンド
- 共演のアンドレ・メマーリはブラジルのピアニストで、クラシック、ジャズ、ブラジル音楽等のジャンルを越えて活躍する天才
- カルロス・アギーレ、フアン・キンテーロ等のアルゼンチンのミュージシャンとの交流もあり
- このトラックの編曲は彼によるもの
- 両者の共演で昨年6月にピアソラの楽曲を3曲演奏した中の1曲
- 様々なリズムが次々登場
【曲】Remembranzas レメンブランサス (追憶) / Edith Scher, Lidia Borda
- エディット・シェールはブエノスアイレスでマテムルガという劇場の監督を務め、コミュニティに根差した表現活動を行っている人
- 昨年発表したアルバムのタイトル “Flor de una ilusión” は “Remembranzas” の歌詞の一節から
- ただしタンゴはこの曲のみ
- 先日のラ・フアン・ダリエンソにおけるフェルナンド・ロダスの歌唱のように朗々と歌い上げるイメージのこの曲を、意表をついたアレンジで聴かせる
- 途中から加わるコーラスはリディア・ボルダ
【曲】Volver ボルベール (帰郷) / Paolo Fresu, Daniele di Bonaventura, Pierpaolo Vacca, Elisa
- イタリアのトランペット奏者パオロ・フレス、バンドネオン奏者ダニエレ・ディ・ボナベントゥーラ、アコーディオン奏者ピエールパオロ・ヴァッカの共作
- ボーカルはやはりイタリア人のエリサ
- 幻想的な響きに乗せてカルロス・ガルデルの美しいメロディーが歌われる
音源
いつものように Spotify のプレイリストにまとめました。
3曲だけではちょっと寂しいので、オマケでア・サイデラ・オルケスタ+アンドレ・メマーリのピアソラ作品の残り2曲も追加してあります。エディット・シェール、パオロ・フレス他については、曲名の右のドット3つをクリックして開くメニューから「アルバムを開く」を選ぶとアルバムに飛べますので、ぜひそちらも聴いてみてください。
という訳で
いつものお知らせです。月額550円で「Marcy & Magi の Tango en Tokio」の過去アーカイブが聴き放題となる番組サポーターシステムがあります。1か月のみのお試しも可能ですので、ぜひご検討ください。詳しくは下記をご参照ください。
次回の Viaje de Tango は2023年3月26日です。今回が好評だったので、「最近気になるアーティスト特集その2」として続編をお送りします。お楽しみに。
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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