鈴木大介 ギター・ソロ (2023年6月26日 東京・雑司が谷 エル・チョクロ)
ギタリスト鈴木大介さんのソロライブに行ってきました。
場所はおなじみの雑司が谷エル・チョクロ。8弦ギター一本による生音でのライブでした。
限られた席数でリラックスした雰囲気の中、中島ノブユキさんからの委嘱で大介さんが書いたエチュードからスタートし、続いて中島ノブユキさんによる「8Kオルセー美術館 オリジナルサウンドトラック」収録曲の中から一曲。いずれも響きそのものが印象的な美しい演奏。
カルロス・アギーレの作品は巨匠エドゥアルド・イサークによる編曲で、大介さんは相当難易度が高いと言っていたと思いますが、ほとんどそんなことは意識せず音とリズムの流れに浸りきって聴きました。
第二部は武満徹の作品から。映画やドラマのために書かれた曲が続きます。「波の盆」「今朝の秋」は笠智衆さんが主演のドラマの曲ということで、思わず脳裏に浮かぶ笠さんの佇まいにしみじみしつつ。そして武満が好きだったというピアソラの作品へ。中でも「アディオス・ノニーノ」は、ダンテ・アミカレリ向けに書かれたカデンツアのギターへのアダプト、カチョ・ティラオ編曲版の本編とも圧巻でした。
ホールコンサートではなかなか聴くことができないプログラムを、エル・チョクロ自体が持つ響きとともに堪能することができました。素晴らしい時間でした。
鈴木大介 ギター・ソロ
日時:2023年6月26日 (月) 19:30~
場所:東京・雑司が谷 エル・チョクロ
出演:鈴木大介
曲目は下のご本人のFacebookへの投稿を参照してください。
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
商品へのリンクには以下のアフィリエイトが設定されている場合があります。
Amazon.co.jpアソシエイト
楽天アフィリエイト