Suzuki Takatoki cuarteto con KaZZma Argentine Tango Live (2023年10月4日 東京・六本木クラップス)
バンドネオン奏者 鈴木崇朗さんのクアルテートと歌手KaZZmaさんのライブ。2020年にリリースされた彼等のファーストアルバム “Toda mí vida” のレコ発ライブがリリース当時コロナ禍で流れてしまい、3年目にしてようやく開催にこぎ着けたというライブでした。
アルバムリリース時にラティーナにレビューを書き、その後予定されていたライブを心待ちにしていた身としては、ようやく迎えたこの日でした。
ガツンと骨太のタンゴが来ることを予想&期待していましたが、まさに予想通り、期待通り。特に古めのタンゴが並んだ第一部は渋さの中にほのかな甘さが漂う素晴らしい内容でした。ベースの田辺さんが何だかとても楽しそうに弾いていて、それでまたこちらも嬉しくなったり。
現代曲や自作の並んだ第二部も聴きどころがたくさん。「オレンジ色の夜」は鈴木さんの故郷である札幌の、雪に覆われた街をオレンジ色の街灯が照らす情景をモチーフにした曲で、私自身も懐かしさを感じました。
メンバー各人それぞれ素晴らしかったですが、この日は特に吉田篤さんのバイオリンの音色に心を奪われる瞬間が何度もありました。
Suzuki Takatoki con KaZZma Argentine Tango Live
日時:2023年10月4日 19:00〜
場所:東京・六本木クラップス
出演者:
曲目:第二部の曲順が若干怪しい…もし誤りにお気づきの方がいらっしゃいましたらお知らせいただけると嬉しいです。
【第一部】
- El baqueano エル・バケアーノ (Agustín Bardi)
- El Marne エル・マルネ (Eduardo Arolas)
- Soledad ソレダー (Carlos Gardel, Alfredo Le Pera) *
- Selección Alfredo Gobbi アルフレド・ゴビ・メドレー (Alfredo Gobbi)
- Sueño quiero スエニョ・ケリード (Ángel Maffia, Mario Battistella) *
- Por una cabeza ポル・ウナ・カベサ (Carlos Gardel, Alfredo Le Pera) *
- Toda mí vida トーダ・ミ・ビーダ
【第二部】
- Domingo melancólico 憂鬱な日曜日 (鈴木崇朗)
- Eramos tan jóvenes 私達はあんなに若かった (Leopoldo Federico) #
- Chiquilin de Bachin チキリン・デ・バチン (Astor Piazzolla, Horacio Fererr) *
- Libertango リベルタンゴ (Astor Piazzolla)
- La noche naranja オレンジ色の夜 (鈴木崇朗)
- Nueve de julio 7月9日 (José Luis Padilla, Lito Bayardo) *
- La cumparsita ラ・クンパルシータ (Gerardo H. Matos Rodríguez)
【アンコール】
- La balada para un loco ロコへのバラード (Astor Piazzolla, Horacio Fererr) *
* 歌:KaZZma
# バンドネオン、バイオリン、コントラバスのトリオ
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
商品へのリンクには以下のアフィリエイトが設定されている場合があります。
Amazon.co.jpアソシエイト
楽天アフィリエイト