PC買っちゃった!(1) 機種選定編
私がプライベートで使っているPCは、レノボのThinkPad Edge E420です。Windows 7時代のかなり古い型のものですが(調べたら2012年発売、ということは今年で12年!)RAMを増設したりHDDをSSDに交換したりして何とか使い続けてきました。
しかし、Windows 10までは何とか対応できたものの、Windows 11はアップデート対象外です。バッテリーもかなり劣化していてACアダプタなしではほぼ使えません。ということで、新しいPCを買うことにしました。
目次
ノートであることは必要か
かれこれ20年ぐらい、プライベートのPCはWindowsのノートでした。従って今回も、まずWindows 11のノートPCを検討したのですが、そこそこの性能のものを買おうとすると結構なお値段です。でも実はノートでなければならない理由ってそんなにないのですよね。スマホでできることがどんどん増えたおかげで外にPCを持っていかなければならないことはほとんどありません。仕事用には会社支給のPCがありますし。
ただ、家の中でも場所を選ばず開ける、ということは意外に大きなメリットです。デスクトップを、例えばテレワークに使っている仕事部屋に設置すると、PCで作業する時にはその部屋に籠らなければいけなくなってしまいます。スマホでやるにはちょっと面倒だけどそんなに大変じゃなくササッと済ますことができる程度のこと、例えば画像をちょっと修正するとか、サイト管理のためにコードをちょっといじるとか、そういう時に居間で作業できたりするという点でノートは便利です。
うむ、若干煮え切らないというか決め手に欠けますね。
そもそも私はPCで何をするのか
そこで、まず自分はPCで何をするのかを改めて確認してみました。ざっと以下の通りです。
- ブログ更新:最近はスマホでやることも多いけど、込み入ったことはPCの方が楽
- サイト管理:自分のブログに加え、日本タンゴ・アカデミーのWebサイト管理も担当
- 原稿執筆:書くだけならテキストエディタでも何でも良いものの、一部MS Wordでレイアウトも行ってから納品するケースあり
- 各種データ交換:Excel、動画、音源等のやり取りがしばしば発生
- プログラミング:趣味の範囲(業務は社用PCを使う)
- CD取り込み:地味に重要
ブラウザとOfficeとVisual Studio Codeが動けばOKな感じですね。ゲームはほぼしないですしディープラーニングの学習をバリバリ回すわけでもないので、先端のGPUが乗ったようなマシンは不要です。ただCPU性能やメモリー、ストレージはあまりケチると変なところで快適さが失われる可能性もあるので、ある程度のレベルは確保したいところです。具体的にはRAM 8GB以上、ストレージはSSDで500GB以上。CPUはできることならCore i-5相当以上(これまで使っていたノートPCが世代は古いとはいえCore i-5だったので)。
厄介なのがCD取り込みです。CDで出る音源は年々減っていますが、私が聴くアーティストに関して言えばCDのみのリリースの方もたくさんいます。手元にあってまだ取り込んでいない音源もありますし、古い音源で配信に上がっていないものを購入する可能性は今後もあります。ただ、最近のPCでは光学ドライブ搭載の機種はかなり少なくなりました。特にノートは壊滅的。だったらいっそのこと、光学ドライブは外付けを使うと割り切って、PC選定の条件としては考慮しない方がすっきりしそうです。
OSはWindows 11で良い?
ここまで暗黙にWindowsを前提として話をしてきましたが、他のOSはどうでしょう。使い勝手から言うとMac OSは魅力的です。実は私、WindowsのノートPCを使うようになる前はMacユーザーでした(UNIXベースのOS Xに変わる前にWIndowsに転向してしまったのですが)。ただマシンがそれなりに高いので微妙に敬遠してしまいます。
Linuxは普段仕事で使っており、自分だけで閉じている分には多分問題なさそうです。しかし他者とデータをやり取りすることを考えると、ちょっとLinuxだけで生活していくのはリスクを感じます(意外に大丈夫かもしれないのですが、踏み切る勇気はありません)。
Chrome OSという手もありそうですが、Linux同様これだけに踏み切るにはリスクを感じます。
という訳で無難にWindowsで行くのが良さそうです。当然今ならWindows 11ということになります。
ミニPCとシンクライアントという選択肢
以上のように、いろいろ条件を並べつつ何を買うかを考えていた訳ですが…いや、実際に考えていた時はここまで整理できておらず、何となく上に述べたようなことがぐるぐる渦巻いていた、というのが実際のところなのですが、まあとにかく決めよう、と。そこへちょっとしたきっかけで、あまり自分では考えていなかった選択肢が突如眼の前に現れました。「ミニPC」です。タワー型デスクトップのような筐体ではなく、手のひらに乗るような小さな筐体のPC。スペックをある程度妥協すると2万円を切る価格でWindows 11プリインストール済みの物が買えることがわかり、俄然選択肢として急浮上しました。上述のスペック基準であっても3万円台〜4万円台で行けそうです。
ノートではないので、「ノートであることは必要か」の項で書いた手軽に開けるメリットは得られませんが、そこにもう一つの追加案が浮かびます。ミニPCをサーバーとして動かしておいて、別途低価格のクライアントになるノートPCを買えば良いのではないか。ノートPCからサーバーへはリモートデスクトップ接続で繋いでしまうことで、ノート側のスペックはそこそこでも使い物になりそうな気がします。いわゆるシンクライアントですね。もしかすると1万円台のChrome Bookでも良いかも。しかも別にこれは急がなくてもOKで、今までのノートPCを当面シンクライアントとして使いながら、ゆっくり必要スペックを見極めて買うことができます。
結局買いました
そんな訳でようやく結論。ミニをPC買うことにしました。Amazonで、上述の基準(メモリー8GB以上、ストレージはSSDで500GB以上。CPUはCore i-5相当以上、Windows 11)に加えて価格上限を5万円に設定して絞り込みをかけて、出てきたものを見比べました(CPUに関してはAMD Ryzen 5以上も候補に追加)。その結果最終的に決めたのがAskHandのRyzen 7 5700Uです。メモリー16GB、SSD 512GB、Windows 11 Proプリインストール済みで、私が買った時点では¥47,600から¥7,000 OFFクーポン適用で¥40,600!
同等スペックのノートを調べてみると、最低でも12万円台のようです。差額はディスプレイ、キーボード、ポインティングデバイス(タッチパッド等)、薄く軽くするためのコスト等でしょうか。私としては良い買い物だったと満足しています。
実際に現物が来てからの立ち上げ、設定などについては別の記事としてアップします。
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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