ミシェル・ンデゲオチェロとサン・ラ
先日のビルボードライブ東京での公演が本当に素晴らしかったミシェル・ンデゲオチェロ。
彼女の次の作品はサン・ラの “The Magic City” にインスパイアされたアルバムであることが話題になっています。
でも、そもそもサン・ラって誰?
記事にもありますが、アメリカのジャズミュージシャンで、アーケストラというアンサンブルを率いて活動していた人です。Wikipediaの力を借りて…
独自の宇宙哲学と音楽性、パフォーマンスで知られる。音楽性にはフリージャズだけでなく、ドゥーワップやR&Bも含まれた音楽における、アフロフューチャリズムのルーツの一人だった。
彼は生涯にわたって「ラ以外の名前は全て自分とは関係ない」と語り、自身の本来の身元を否定し続けた[1]。
Wikipedia – サン・ラ
うむ、わけわかんないですね。
下の記事は彼の評伝の刊行に際しての記事ですが、こっちの方が多少雰囲気は伝わるかも。というか本も読んでみたい。
一方、ミシェル・ンデゲオチェロの今回のアルバムはRed Hot Organizationのプロジェクトであることも話題です。ではRed Hotとは何か?
Red Hot is a not-for-profit dedicated to fighting AIDS through pop culture.
Red Hot
「ポップカルチャーを通じてAIDSと闘う非営利団体」ということのようです。個人的には1996年に出た “Red Hot + Rio” がラティーナ誌界隈で話題になったのが記憶に残っています。
実は今回のアルバムは、Red Hotがサン・ラをフィーチャーしたプロジェクトの第3弾に相当します。ひとつ目はこちら。
2つ目はサン・ラ+ブラジルという興味深いプロジェクト。
しかもこの2曲目、”Nature’s God (Sun Ra Sam Ba) にはミシェルも参加しているのです。
ちなみに私はe-Magazine LATINAのBest Albums 2023にこのアルバムを入れました。
そして今回のミシェル・ンデゲオチェロによる “The Magic City”のプロジェクトに至ります。Red Hotのサイトのトップページには現在このプロジェクトがフィーチャーされており、そこには最初のシングルとして”#9 Venues The Living Myth is out now!”との記述も。残念ながら同ページのリンクをたどるとSpotifyの音源はまだ聴けないのですが、YouTubeにはありました。
これはアルバム全編聴ける日が待ち遠しい!
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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