インド風ラテン・ジャズ・ギター?〜ピーター・ディクソンン

昨年あたりから時々、品川駅港南口で超絶技巧系アコースティック・ギターの路上ライブを見かけることがあった。打込みのバッキングに合わせて、音楽的にも技巧的にもアル・ディ・メオラに似た感じのギターを弾きまくっていて、どうにも気になっていたのだが、私自身が急いでいることが多くてじっくり聴く機会がなかった。
で、先日、有楽町駅前で偶然にも同じギタリストに遭遇。その時は宴会の1件目から2件目への移動中で、たまたま同行者もフュージョン好きな人が揃っていたので、しばし鑑賞。やっぱり上手い!こういう機会を逃すと大抵後悔することになるのだ、という経験則に基き、その場でCDを購入。
果たしてこのギタリストは、ピーター・ディクソン (Peter Dickson) という人であることが判明。本人のサイトによれば、彼はインド出身で、現在はオーストラリアを拠点に活動しているらしい。若い頃にロンドンで出会ったパコ・デ・ルシアの音楽にインスパイアされて現在のスタイルに行き着いたようである。
購入したCDは、たぶん打込みによるタブラ、ベースなどをバックにアコースティック・ギターがメロディーを奏でる、というもの。哀愁を帯びたメロディーと速弾きのフレーズが何ともいい感じ。もっとも、アルバム全編似た傾向で、ちょっと単調ではあるのだが。バンドによるCDもあるようなので、そっちも聴いてみたい。
とりあえず、品川や有楽町を通る方、速弾きギターが路上で聴こえたらちょっとチェックしてみて頂きたい。

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