555Quartet (2009年8月28日 19:30〜 東京・祐天寺 FJ’s)
以前ここでもご紹介したタンゴのライブ情報のページbloc: tangueraをたまたま開いたら、555Quartetなるグループの情報を発見。よく見たら、なんとCHICAさんの弦楽四重奏ではないか!しかもゲストは啼鵬さん、場所は深町純さんのFJ’s!!これを素通りしたらいかんでしょう、ということで行ってきました。
内容は、期待通りタンゴばかりのプログラム(曲目は下に記載)。ライブは3年ぶりとのことだが、普段スタジオなどで一緒に演奏しているメンバーということで、息の合ったアンサンブルが楽しめた。久々に聴くCHICAさんのソロの美しさもすごい。ミロンガでのグルーヴ感など、昔の演奏に比べるとまだもう一歩の感もあるが、これからに十分期待できるアンサンブルである。「恋人もなく」「エル・チョクロ」「バルシシモ」などが印象に残った。
ゲストの啼鵬さん(バンドネオン)は、これまで生演奏に触れる機会がなかったのだが、端正な演奏がすばらしい。『ファイブ・タンゴ・センセーションズ』からの楽曲が好演だった。
555Quartetは今後も活発にライブ活動を行う予定とのこと。楽しみだ!
ちなみに
CHICAさんといえば、O,K, Strings Quartetを率い、東京ピアソラランド(旧コンテンツの音楽的実演鑑賞の記録に多数記録あり)の仕掛け人の一人だった人。私が最後に彼女のライブに行ったのはOBSESSION 4 〜 二胡とヴァイオリンの流麗な音色 (2004年7月16日 スイートベイジル STB139)だった模様。
555Quartetは「ファイブ・ゴーゴー・カルテット」と読むらしい。四重奏なのになんで5かと言えば、「売れるグループには必ず5が付いている、ジャクソン・ファイブとか、フィンガー・ファイブとか、クール・ファイブとか…」とのこと。いや、でも何となく「ファイブ・ゴーゴー」という名前には聴き覚えがあるんですがねえ…(ちなみにGoogleで検索すると「Yes!プリキュア5GoGo」が沢山引っかかって大変)。
お店のオーナー、深町純さんは言わずと知れた大ピアニスト。20ン年前に大学の自主ゼミで深町さんの講義を受けたことがあり(「美しいとは何か」というような多分に哲学的な内容)、私としては非常に刺激を受けた人である。
データ
- 555Quartet
- 2009年8月28日 19:30〜
- 東京・祐天寺 FJ’s
- メンバー:
- CHICA、杉野裕(ヴァイオリン)
- 細川亜維子(ヴィオラ)
- 前田善彦(チェロ)
- ゲスト:
- 啼鵬(バンドネオン)
- 曲目:
- 第一部
- ラ・プニャラーダ
- 恋人もなく
- 想いの届く日
- コラレーラ
- バルス(CHICAさん作の無題のアルゼンチン風ワルツ)
- エル・チョクロ
- バンドネオンの嘆き(CHICA+啼鵬)
- ラ・クンパルシータ(555Quartet+啼鵬)
- タンゴ組曲よりアンダンテ
- 同 アレグロ
- 第二部
- バルシシモ
- イマヘネス
- ファイブ・タンゴ・センセーションズより 眠り(555Quartet+啼鵬)
- 同 不安(555Quartet+啼鵬)
- 同 恐怖(555Quartet+啼鵬)
- アンコール
- アディオス・ノニーノ(555Quartet+啼鵬)
- 第一部
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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私もたまたまFJ’sのライブスケジュールで見つけてblocに掲載したのですが、いつもお世話になっている吉村さんに喜んでいただけたなら嬉しいです。