ミルバ&アストル・ピアソラ ライヴ・イン・トーキョー 1988
ミルバとピアソラ 1988年来日公演のプログラムと復刻CD posted by (C)よしむら
ミルバとアストル・ピアソラ五重奏団が日本にやってきたのは1988年のこと。当時社会人二年目の私は早速チケットを買ったものの、大阪での1ヶ月の研修にぶつかってしまった。幸い購入した公演日と研修の休みが重なったので、新幹線で上京して無事コンサートに行くことが出来た。6月29日の東京厚生年金会館での公演だった。ただただ夢中で聴いたと記憶している。
今回、私が聴いた日の3日前、6月26日の中野サンプラザ公演のライブアルバムが、21年ぶりにリリースされる。この日はNHKのテレビ収録が入っていたのだが、公演の全貌を記録した音源が最近見つかり、めでたくCD化の運びとなったのだ。発売は2009年12月16日。プロデュースの斎藤充正氏、レコード会社バウンディの担当者・淡中氏の執念が実を結んだ形である。
私は月刊ラティーナのディスコ・ガイド(CD紹介)執筆のため、一足先にサンプルを聴かせていただいたのだが、歌唱、演奏、録音ともこれは本当に素晴らしい。
実は、この公演からわずか2ヶ月足らずの間に、ピアソラ五重奏団は解散してしまう。ピアソラが心臓手術を受けることになったためである。ここに記録されているのは、ミルバとピアソラの共演としても、ピアソラ五重奏団としても、到達した最後の高みなのだ。
(機会があればラティーナのディスコガイドの方も読んでみてください。)
ライヴ・イン・東京1988(ミルバ&アストル・ピアソラ)
ちなみにミルバとピアソラの共演といえば、これまでこれが唯一だった。
エル・タンゴ~ウィズ・ピアソラ(アストル・ピアソラ/ミルバ)
[Posted on 2009-12-15]
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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ご紹介ありがとうございました。しかしほんとに、我ながら、よくぞ音源が見つかったものだと思います。まさに執念の賜物でしょうかね。ラティーナのガイドも楽しみにしています。鈴木一哉さんの記事もですけど。いよいよ明日には店頭に並びます。売れてほしいなぁ。
早速のコメントありがとうございます。特集記事は鈴木一哉さんが書かれたのですか。これも楽しみですね。