ジェフ・ベック(2010年4月12日 19:00〜 東京国際フォーラム・ホールA)
来日公演の話があるたびに行きたいと思いながら何となく機会を逃していたジェフ・ベックのコンサートに、ついに行ったのだ。やはり素晴らしかった!例によって何か書こうとしても「すごい」とか「かっこいい」しか書けない情けない状況。あ、今回は「感動した」も追加しておこう。
1976年の名盤”Wired”そのままに、ナラダ・マイケル・ウォルデンのドラムで”Led Boots”が始まったときは失神しそうに興奮したが、それ以上にスローなナンバー、例えば”People Get Ready”とか”Over The Rainbow”とかの歌いまわしの味わい深さには参ってしまった。
ラストのビートルズのカヴァー”A Day In The Life”の壮大な世界には圧倒された。昨年(2009年)リリースされたロニー・スコッツでのライブDVDにもこの曲が入っていたのだが、実はちゃんと観ていなくて今回のステージがこの曲の初体験。でも、予備知識なしに聴けたおかげで混沌の渦へと巻き込まれるスリルを存分に味わうことが出来て、かえって幸運だった。
アンコール2曲目の「誰も寝てはならぬ」(プッチーニ『トゥーランドット』より)は…もう言葉がない。涙が出そうなほどに美しい演奏。
- ジェフ・ベック
- 2010年4月12日 19:00〜 東京国際フォーラム・ホールA
- メンバー
- ジェフ・ベック (g)
- ナラダ・マイケル・ウォルデン (ds)
- ジェイソン・リベロ (key)
- ロンダ・スミス (b)
エモーション・アンド・コモーション(ジェフ・ベック)
最新作。感動の「誰も寝てはならぬ」も収録。
ライヴ・アット・ロニー・スコッツ・クラヴ [DVD]
2007年にロニー・スコッツで行われたライブのDVD。
Wired(Jeff Beck)
インストゥルメンタル・ロック史上に燦然と輝く1976年の名盤。
[Posted on 2010-04-20]
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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おぉ、、、行ってきたのですね。生は見たことないですJ.BeckライブDVD?は、NHK-BSで見ました。女性のBassも印象的でしたか。では、また。ps.現在はカラオケJOYSOUNDでおなじみの、エクシング@大門で働いております。
去年〝さいたま″に行きました。クラプトンの連れてきたドラマーは途中から壊れてしまいました。めちゃくちゃ残念でした。あの素晴らしいはずの夜を、ぶち壊した彼の演奏を、僕も胸にとめて——去年ぼくは「次のベックの公演は必ず観に行く!」と公言したにも関わらず、僕がジェフ来日を知ったのは4月20日…。しかもロンダ・スミス(僕はプリンス『Rainbow Children』大好き)タルも素晴らしく、とてもチャーミングだったけれど。超ベテランのベーシストと、ベックとの音楽を聴きたかった〜去年ヴィニー・カリウタを知ったように(名前でなく、実プレイで)ものすごい感動(勉強、栄養)になったことは間違いなく…本当に後悔を知りました。映像化はされないだろうし、音源も聴けないんだろうな。。。。うらやましい!!!!Ba.Dr.の黒ビートBECKというのもまた、興味深く。ぼくの大好きなアルバムも『Wired』…。いろいろ忙しかったとはいえ、、、まったく悔いだらけです。