【2011年振り返り】TOTO (2011年9月27日 日本武道館) / Return To Forever (2011年9月29日 東京国際フォーラム・ホールA)

2011年9月末には懐かしくもビッグなグループ2つのコンサートに行ってきた。まずはTOTO。


TOTO コンサート@武道館
TOTO コンサート@武道館 posted by (C)よしむら


今回はスティーヴ・ルカサー (g)、デヴィッド・ペイチ、スティーヴ・ポーカロ (key)、ネイザン・イースト (b)、サイモン・フィリップス (ds)、ジョセフ・ウィリアムス (vo) というメンバーで、本来のベーシスト、マイク・ポーカロのALS闘病支援のためのツアー。凄腕ミュージシャン集団のライブはあまりに素晴らしく、感激の内容であった。上述のオープニング曲は “Child’s Anthem”。しばらくライブ活動から遠ざかっていたスティーヴ・ポーカロが参加し、彼の作品 “Human Nature” (はい、マイケル・ジャクソンが歌ったあの曲ですよ) がカヴァーされたのも嬉しい展開。
そして…


そう、リターン・トゥ・フォーエヴァー!チック・コリア率いるフュージョン最強バンド!


メンバーはチック・コリア (key)、スタンリー・クラーク (b)、レニー・ホワイト (ds) の第2期オリジナル・メンバーに、チック・コリア・エレクトリックバンドで一躍有名になったフランク・ギャンバレ (g)、そしてマハヴィシュヌ・オーケストラのメンバーだったジャン・リュック・ポンティ (vn)。チック自身、第2期の延長ではなく新しい展開と位置づけて、Return To Forever IV と名乗っている。このあたり、1983年や2008年の再結成とは一線を画すものがある。


終演後貼り出されたセットリストは以下のとおり。

  • Medieval Overture
  • Señor Mouse
  • Sorceress / Shadow of Lo
  • Renaissance
  • After The Cosmic Rain
  • Romantic Warrior
  • Spain
  • (Encore) School Days

ジャン・リュック・ポンティの「ルネッサンス」が新たなレパートリー。最強の4人編成に今になってバイオリンを足すのもどうか、と思ったが、ジャン・リュック・ポンティの演奏は予想以上に素晴らしく、十分に意義のある内容だった。最後の「スペイン」「スクール・デイズ」は若干予定調和の感なきにしもあらず、ではあったが、そこはお祭りですからね。
なお、リターン・トゥ・フォーエヴァーって何?という方は以下の記事をご参照いただきたく。

今回のメンバーによる映像をいくつか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です