オペリータ「うたをさがして」 (2014年1月7日 東京・いずるば)
乾千恵さん、齋藤徹さんによるオペリータ「うたをさがして」。公演の詳細はこちらを参照してください。
オペリータ「うたをさがして」
以下は終演後書いたFacebookのコメントに加筆修正したものです。
深く心に染み入る舞台でした。震災を期に一気に書き上げられたという言葉はもっと激しいのかと思っていたけど、静かな一言一言の重みがすごい。音楽はタンゴやチャカレーラ、カルナバリートといったアルゼンチンのリズムを織り込みつつ、言葉を乗せるメロディーはゆったりと美しく空間が感じられるものでした。ジャンさんのダンスも動と静の対比が素晴らしい。
ピアソラ=フェレールが『ブエノスアイレスのマリア』の作品形態として名付けた《オペリータ》という形式は継承しながらも、彼等が音も言葉も濃密に詰め込んだのとは対極の、(安易な言い方かもしれないけど)東洋的なオペリータだったと思います。
歌のさとうじゅんこさんが急病のため、松本泰子さんが急遽代役出演。素晴らしかったです。アンコールでちょっと解き放たれた感じだったのがまた良かったなあ。
明日(2014年1月9日)東京でもう一日、その後西日本で公演がありますので、ぜひ観に行って頂きたいです!
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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