東日本大震災から11年~2022年3月11日に思い出したこと

地震!と思ったらどんどん揺れる。当時のオフィスは30階建てビルの25階。免震構造のビルは延々揺れ続け、私は初めて本気で潜った机の下で窓のブラインドが立てるざーっ、ざーっという音を聞いていました。

ようやく揺れが落ち着いて自席のテレビ (当時は DVD レコーダー関連の仕事をしていたので席にテレビがあったのです) をつけて、押し寄せる津波の映像に息を飲みました。

家族の無事が確認できたので自分は帰宅を諦めて会社に泊まり、翌日辛うじて電車が動いている路線を乗り継いで帰宅。よく晴れた空の下、一見いつもと変わらない風景の中を歩きながら「これから過去を振り返る時には、昨日より前か後かを必ず考えてしまうだろう」等と考えていました。

これは、しばらく毎年この日に Facebook にシェアしていた曲です。忘れないために聴くことにしている曲。

過去にはこんなことも書いていました。最後の一文には自分でもどきっとしつつ。

悲しみもさよならも引きずるのは良くないけど、確かにそこにあったことは間違いない。それを決して忘れないために、これからもこの歌を聴き続けて行こうと思う。そして、これから起こるであろう悲しみやさよならを少しでも少なくできるよう、この歌を聴くことで感じる痛みから意識を逸らさないようにしたい。最初に感じた「近未来の戦争」までもが現実のものに近づきつつあることにも強く抗いながら。

忘れないために~SPANK HAPPY 「悲しむ物体」

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