昔々のベリカード発掘 (10) ブラジル国営放送
B の2か国目はブラジルです。
目次
ブラジルからの放送 Rádio Nacional de Brasília
局名は~ de Brasíl (国名) ではなく ~ de Brasília (都市名) なので、正しくは国営放送ブラジリア局という感じかと思います。
ベリカードによれば受信したのは1976年10月26日21:13GMT~、15245kHz で、英語放送だったようです。
届いたタイミングはクリスマスが近かったので、”Season’s greetings の言葉があります。デザインはとてもシンプル。やや素っ気ない気もしますが…
同封されていたレター。ブラジルに関する基礎知識と番組表です。
で、実は放送の内容等に関しては全然覚えていません😅
ブラジルからは他に Radio Globo 等の国内向け放送も聞こえました。南米の放送局は夕方と朝の2回聞こえる時間帯があるのですが、朝は機関銃のように早口のサッカー中継が聴けたりしました。ただ、残念ながらベリカードは貰っていません。
現在は?
他国と同様、やはり短波の国際放送は現在行われていないようです。そのかわりオンラインストリーミングで放送を聴くことができます。
放送の運営にあたっているのは Empresa Brasil de Comunicação (EBC, ブラジルコミュニケーション会社) で、国営放送と言うより政府から独立した公共放送と言った方が適切なようです。
しかしここ数年でこの EBC の独立性が脅かされるような状況にあるようで、ちょっと心配です。以下はいずれも NHK 文化放送研究所の「放送研究と調査」の掲載記事です。
- 暫定政権発足で揺らぐブラジルの公共放送 (2016年8月号)
- 極右政権誕生で変質するブラジル公共放送 (2019年6月号)
なかなか気になる状況です。上にリンクを貼った局のページの一番下にある “Sobre a emissora” (放送局について) を機械翻訳に訳して読んでみた限りでは、今のところ体制を維持しているようには見えますが…
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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