翌11日の17時頃には予告どおり杉並区役所からのショートメールが来ました。内容は
でした。最初のリンク (症状の出た日や持病の有無等について記入する Web ページ) にアクセスすると、杉並区による「新型コロナウイルス感染症 陽性者入力フォーム」というページが開きました。おそらく他の自治体では電話による聞き取りが行われる内容を杉並区ではここに記入する形にしているのだと思います。HER-SYS ID を入力し、細々とした設問に答えて入力完了。
2つ目のリンク 「My HER-SYS」は先日システム障害で有名になったやつですね。こちらは区独自ではなく全国共通のシステムです。初回アクセス時はアカウント登録 (メールアドレスとパスワードの設定)、HER-SYS ID の入力を行います。その後、日々の体調を入力するためのボタンがあるのでそこを開いてその日の状況を入力したのですが、実はその下に基本的な情報 (区のページに入力した内容と同じようなもの) を入力するためのボタンもありました。こちらは見逃してしまいそうなので要注意です(二度手間なので本当は杉並区のページへの入力が反映されていて欲しいところですが、まあ難しいでしょうね)。
その後は療養期間終了までどこからか電話がかかってくることはなく、こちらから一方的に My HER-SYS に健康状態を入力するのみでした。基本的に体調の大きな悪化はなかったせいもあると思いますし、煩わしくなくてよかったのですが、万一体調が悪化したときにちゃんとケアしてもらえるのかちょっと心配になったりもしました (そういう時はこちらから電話するパスも確保されているので、躊躇せずそちらを使うことが必要になるかと思います)。
食料品の配送、パルスオキシメーターの借用については、放っておいても誰もケアしてくれないので自分からアクセスする必要があります。
連絡先は東京都の自宅療養サポートセンター「うちさぽ東京」です。リンク先をよく読まずに電話をしてしまったのですが、実は食料品については
同居されている方や知人から買い物の支援を受けられない方、またはインターネット通販や宅配サービス等での食料品の調達が難しい方など、食料の調達が困難な方 (7月26日正午から対象者を変更しました)
サポートセンター「うちさぽ東京」 【うちさぽ東京の食料品配送について】
とのことで、ネット通販が使える上無症状の同居家族がいる我が家は対象外でした。電話口でもその旨の説明があり、感染者急増のなかで本当に必要な方のところに確実に届けるための変更とのことでしたので、もちろん了承しました。
パルスオキシメーターの方は問題なく借用可能で、11日の電話申し込みに対して13日に届きました。
ちなみにこちら、当然ながら療養期間終了後は返却が必要です (説明書には療養期間終了後3日経過してから返却、とありました)。返却用のレターパックの封筒が同封されているので、それに入れてポストに投函すればOKです。
体温と血中酸素飽和度 (SpO2、8/13午後から) をグラフにしてみました。
それなりに高熱が出ましたが、ロキソニンを服用するとすんなり下がったのでそれほど辛くはありませんでした。13日はロキソニン服用なしで最高37.5℃、14日以降は36℃台でした。熱以外では咳と喉の痛み、鼻水がありました。特に12日明け方から朝にかけて喉の痛みがひどく、固形物が飲み込める気がしなかったので、朝食はお粥とゼリーに。でもその後は痛いながらも嚥下に支障はなくなり、普通の食事に戻りました。
味覚、嗅覚に異常を訴える人が多いようですが、幸い私はそのような症状はありませんでした。
血中酸素飽和度は概ね97%前後で推移しました。
同居家族のうち次男は発症しなかったので、妻と私はそれぞれ個室に籠って宅内隔離となりました。もちろんトイレ、洗面所、浴室は共通のものを使いますが、同時に同じ空間に2人が存在しないように気をつけて、換気をしっかりしました。
妻の療養期間終了のは17日までは宅内を自由に動けるのは次男のみで、この間は彼が我々の食事の準備をはじめとする家事全般をワンオペでこなしてくれました。しばらく彼には頭が上がりません。
ちょうど良い機会なので読んでいなかった本でも読もうと思っていましたが、あまりそちらは捗りませんでした。勉強のために買ったプログラミングの本の例題をやったり、ちょうど入手したばかりの本を優先的に読んだり、ブログを書いたり、という日々でした。
療養期間中に書いたブログはこちら。
17日からは仕事にも復帰しました。テレワークのおかげで出社停止にも関わらず仕事ができるのは良いのか悪いのか。結局、12日は元々有給休暇を入れており、15日、16日は会社全体で一斉休暇だったので、コロナのせいで休んだのは10日のみ。複雑な心境です。
20日からは外出も再開。基本的に元気です。ただ、ちょっと喉と鼻に違和感は残っています。またこれはコロナのせいかどうかよくわかりませんが、日中変な眠気があります。ちょうど抗ヒスタミン系の鼻炎薬が引き起こす眠気に似た感じです。そんな後遺症は聞いたことがありませんが、私の個人的な感覚として記録しておきます。
以上、私の新型コロナ感染の記録でした。幸い軽く済んだのは本当にラッキーだったと思いますが、一方でもし重かったら大丈夫だっただろうか、という不安を感じたのも事実です。
特に、症状を感じたときに受診する医療機関の候補とそこへの移動手段、療養期間中の食事の確保、家族がかかったときの隔離の体制や家事分担 (今回の我が家では分担どころか1人に集中でしたが) とやるべき家事の優先度、等については平時によく考えておくべきだったと思います。この点は反省しつつ多くの人にお伝えしたいと思います。
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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“新型コロナ感染記” に対して1件のコメントがあります。