挾間美帆m_unit (2023/12/08 東京・青山 ブルーノート東京)
挾間美帆m_unitのライブは9月の文京シビックホール以来です。
今回のブルーノート東京での公演はホールでのコンサートに比べれば時間は短め。そのかわり適度に小さなスペースで至近からステージが観られるのは何物にも代え難い魅力です。しかも今回の席は運良くど真ん中で2列目テーブル!自分の視野にステージ幅が収まりきらない位置で、視覚的にも音響的にもバンドに囲まれているような幸福感が味わえる席でした。
私が行ったのは2ステージずつ2日間の公演の最終ステージ。きっと全員乗りに乗った状態だったのではないかと思います。複雑な変拍子に身を任せ、緻密なアンサンブルと奔放に飛翔するソロに浸る幸せを味わうことができました。
演奏されたのは新作 “Beyond Orbit” からアンコール含め4曲と”Journey to Journey”、”Time River”からそれぞれタイトル曲の計6曲。個人的に印象に残ったのは”Exoplanet Suite”からの”Elliptical Orbit”導入部での弦の響きの美しさとバリトンサックス主体のリフの力強さ、9月のコンサートでも圧巻だった”Time River”のスケールの大きさと終盤の庵原良治さんによるテナーサックス・ソロ。演奏中のメンバーの楽しそうな顔も良かったなあ。誰かがすごいソロを決める度にメンバーが本当に嬉しそうな表情になるんですよね。もちろん指揮する挾間さんも (大体後ろ向きだけど、ソロのときはちょっと脇に引っ込んだりするので顔が見えるのです)。
終演後は興奮をしばし身体に留めるため渋谷まで歩き、クールダウンのためバーに立ち寄り、ちょっと飲みすぎました(笑)。いい夜だったなあ。
挾間美帆m_unit
日時:2023年12月8日 20:30〜
場所:東京・青山 ブルーノート東京
出演者:挾間美帆m_unit
- 挾間美帆(cond)
- 副田整歩(as)
- 庵原良司(ts)
- 竹村直哉(bs)
- 真砂陽地(tp)
- 林 育宏(hrn)
- マレー飛鳥(vn)
- 沖増菜摘(vn)
- 吉田篤貴(va)
- 島津由美(vc)
- 香取良彦(vib)
- 佐藤浩一(p)
- 須川崇志(b)
- 伊吹文裕(ds)
曲目:
- Abeam
- Portrait of Guess
- Journey to Journey
- Exoplanet Suite より Elliptical Orbit
- Time River
- (アンコール) From Life Comes Beauty
卓球好き、音楽好きです。飲み食い好きが高じて料理もします。2024年ソニーグループ(株)を退職し、同年より(株)fcuro勤務のAIエンジニアです。アルゼンチンタンゴ等の音楽について雑誌に文章を書いたりすることもあります。
なお、当然ながら本サイトでの私の発言は私個人の見解であります。所属組織の方針や見解とは関係ありません (一応お約束)。
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