よしむらのページ:音楽的実演鑑賞の記録:小川紀美代タンゴカルテット(2002.2.1)
遅れて到着したため、最終ステージのみ聴くことができた。メモを取らなかったので、覚えている範囲で順不同にリストアップ。
この日、文京シビックホールでのオルケスタ・エル・アランケの公演に行ったのだが、残念なことに仕事の都合で第2部しか聴けなかった。で、何となく物足りない感があったので、行けないと思っていた六本木での小川紀美代トリオのライブにハシゴすることにした。かくして、「遅れて途中から」の2本立となってしまった。
さて、店に着いたのは21:30少し前。ちょうどピアソラの曲(「天使の死」だったかな?かなり記憶があいまい)の演奏の終盤で、これが第2ステージの締めだった。
休憩の間に遅い夕食を取り、相席になった初対面の方々と談笑するうちに第3ステージが始まった。曲はいわゆる古典ばかり。ピアノが電子ピアノだったりして、前回吉祥寺で聴いた時より音響の条件は悪いはずなのだが、狭い店内にそれなりの音量が溢れていたこと、比較的低音がよく響いていたことなどから、かなりの迫力が感じられた。ダリエンソ・スタイルの「フェリシア」など、勢いもノリも良く、気持ちの良い演奏。ただ正直に言えば、同曲の中間部や「パリのカナロ」の終盤など、バンドネオンの技巧的な部分にはまだまだ進歩の余地があるように思う。「帰郷」はピアソラ=トロイロの歴史的二重奏の編曲をソロ用に翻案したもので、これは意欲を買いたい。
(諸事情により公演から大幅に遅れてのレポートとなってしまったことをお詫びします)。
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