2000年6月度月間報告

今月度より、詳細情報に関しては別のページに収録することとする。 といいながら、今のところ「黒田亜樹ピアノコンサート」しか出来ていないが。

CD関係も別ページにトラックリストなどをちゃんと載せる予定なので、 しばしお待ちを。

目次

音楽的実演鑑賞

黒田亜樹ピアノコンサート

ピアソラの作品を中心としたプログラム。タンゴの曲ももちろん素晴らしかったが、 クラシックとして書かれたピアノ曲である「ミロンガ・プレリュード」 (3つのプレリュードより「フローラのゲーム」) と ヒナステラの「アルゼンチン舞曲集」が圧巻であった。

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音盤購入

Keith Jarret / The Melody At Night, With You

キースのソロ・ピアノのアルバム。 ガーシュインの「いとしのポーギー」をはじめとして、 聴き手の心にひっそりと寄り添うような優しい響きの演奏。

DAUNER/MARIANO/SALUZZI / One Night in '88

現代バンドネオン奏者の最高峰の一人、 ディノ・サルーシがピアノのヴォルフガンク・ダウナー、 サックスのチャーリー・マリアーノと組んだトリオによるアルバム。 サルーシの音色の美しさが存分に堪能できる。 ノスタルジックな曲も良い。
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DAUNER/MARIANO/SALUZZI / Pas de Trois

上記トリオの2枚目で、1989年録音。 特にマリアーノの作品においてブルース色が強く、1枚目とはやや雰囲気が異なる。 このようなタイプの曲でバンドネオンが活躍するのも、かなり新鮮である。
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DAUNER/MARIANO/SALUZZI / LIVE IN CONCERT

上記2枚のアルバムからの曲目を中心としたライブ盤で、1990年の録音。 充実の演奏の数々。
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Juan Jose Mosalini / Che Bandoneon

現在フランスに拠点を置くバンドネオン奏者フアン・ホセ・モサリーニの バンドネオン・ソロによるアルバムで、1991年録音 (1992年発売)。 一部の曲でゲストにヴァイオリンのアントニオ・アグリを迎えている。 オリジナル曲やビネリ、メデーロスらによって書かれた曲を中心に据え、 聴き応え十分のアルバムである。
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マルセロ・アルバレス / アルバレス・シングス・ガルデル

現在売り出し中のアルゼンチン出身テノール歌手、 マルセロ・アルバレスが、 もはや伝説的存在である名タンゴ歌手、カルロス・ガルデルの作品を歌ったアルバム。 素晴らしい声で蘇える名曲の数々、ではあるが、 個人的にはもう少し抑えた歌い方の方が好み。 バックを固めるのはシーグレル、スアレス・パス、 コンソーレ、マルコーニら超強力メンバー。 ラスト・トラックの「わが懐しのブエノスアイレス」 ではアルバレスとガルデルのヴァーチャル・デュオが聴ける。
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アストル・ピアソラ / ブエノスアイレスの夏〜ピアソラ・レア・トラックス

ピアソラがポリドール系に残した録音のうち、 シングルやオムニバスにのみ収録されていたものを集めたアルバム。 ほとんどが世界初CD化。「ブエノスアイレスの夏」「革命家」 「アルフレド・ゴビの肖像」のオリジナル・スタジオ録音が聴ける!!

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お宅訪問

音楽評論家S氏宅にてメデーロス再認識

ピアソラの研究を筆頭に、 タンゴをはじめとする多方面でご活躍中の音楽評論家Sさんのお宅におじゃました。 ピアニストKさんも同行。

話題のとっかかりが上述のDAUNER/MARIANO/SALUZZIだったので、 サルーシ周辺を出発点として、 1970年代前後における新しい試みのタンゴなどをたっぷりと聴かせていただいた。 私としては今回の訪問で、ロドルフォ・メデーロスの評価が大きく変わった。 実は、私の乏しい聴取体験から、メデーロスって 「先進的になろうとしても性根の優しさが出てしまってイマイチ思い切りが良くない」 てなことを勝手に思っていたのだが、今回聴かせていただいた音源により、 この考えが全然正しくないことを思い知らされた。 1970年代において、メデーロスは間違いなく前を向き、先端を走っていたのだ。

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美味なる物、美味なる店

下北沢 つ串亭

私が社会人になりたての頃からよく通っていた串焼き屋さん。 ここ数年行っていなかったが、先日久々に行く機会があって、 以前と変わらぬ味に感激した次第。 各種串焼き、新鮮な刺身はもちろん、とりわさの柔らかい身と味わいもGood。 先日は食べられなかったが、以前は締めに「鮭親子わっぱめし」 を食べるのが私の定番であった。今もメニューにあることだけは確認済。 下北沢駅南口より、南口商店街を下り切り、左に折れてすぐの右側。

サドヤのワイン

超有名ではないものの、実は日本を代表するワイナリーであるサドヤ 。 先日ここの「シャトー・ブリヤン・ミュール」の赤を飲んだ。 決して軽くはないのに、すっきりしていていくらでも飲める (お前は何でもそうだろう、というつっこみはさておき)。 確か¥1,800程度で、非常にコストパフォーマンスの高いワインである。 ちなみに、モンシェルヴァンという銘柄はさらに安価なテーブルワインであるが、 こちらも大変おいしくておすすめ。

松滋のお好み焼き

牛スジ肉とコンニャクをじっくり煮込んだ秘伝の具によるお好み焼き。 スジの濃厚な味とコリコリとした歯触りに、 コンニャクのプリプリとした歯触りが交錯して、 とにかく最高においしいお好み焼きであった。 問題は、松滋という店が実際には存在しないこと (をいをい…)。

実は、ピアニストのKさんが、将来お好み焼き屋をやるときはこの屋号、 と決めているのが「松滋」で、 今回私は音楽評論家Sさんのお宅での出張お好み焼きサービスに同席した次第。 早く店を開いて欲しいと思う反面、ピアノを止められても困るなぁ。

その他、雑感

3ヶ月目にして早くも挫折か、という懸念もあったが、何とか無事アップできた。

5月度で報じた「誕生月検診」、見事体重以外は今回も正常範囲内であった。 しかーし! 問題の体重について、ついに呼び出しをくらってしまった。 どうやら同類の社員を集めて教育的指導がなされる模様。 まあ、最近運動する機会が少くて体がどんどんなまっていくのがわかるし、 ちょうど良かったのさ…というのは負け惜しみ。

いっそ月報に「減量の進捗報告」でも載せたろか、とか思ったりして (あ、うそうそ、そんなことしませんってば)。


吉村俊司(東京都)

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リンクはご自由にしていただいて結構です。 最終更新: Oct 14, 2000