COLUMBIA/SONY, 2-484774, Argentina
| 1. | SENTIMENTAL Y CANYENGUE | センチメンタル・イ・カンジェンゲ | 
| 2. | SIDERAL | 天体 | 
| 3. | RECUERDO | 想い出 | 
| 4. | TANGO DEL ANGEL | 天使のタンゴ | 
| 5. | AMOR DE VERANO | 夏の恋 | 
| 6. | A ORLANDO GON~I | オルランド・ゴニに捧ぐ | 
| 7. | LA TRAMPERA | ラ・トランペーラ | 
| 8. | MILONGUERO DE HOY | 今日のミロンゲーロ | 
| 9. | CUATRO NOVIOS | 4人の恋人 | 
| 10. | MARGARITA GAUTHIER | 椿姫 | 
| 11. | MILONGUEANDO EN EL 40 | 輝ける40年代(40年代のミロンガ) | 
| 12. | DON AGUSTIN BARDI | ドン・アグスティン・バルディ | 
| 13. | PORQUE | なぜ | 
| 14. | Y DICEN QUE NO TE QUIERO | 僕が愛してないと人は言う | 
| 15. | A MARTIN FIERRO | マルティン・フィエロに捧ぐ | 
| 16. | ACTUAL | アクトゥアル | 
| 17. | DESCONOCIDOS | デスコノシードス(見知らぬ同士) | 
| 18. | LA MOVEDIZA | ラ・モベディーサ | 
| 19. | CABULERO | カブレーロ | 
| 20. | ESLAVA | エスラーバ(スラブ女) | 
| 21. | EL MOTIVO | 動機 | 
| 22. | AMURADO | 見捨てられて | 
| 23. | CON TODA LA VOZ QUE TENGO | 声を限りに | 
| 24. | TINTA ROJA | 赤いインク | 
レオポルド・フェデリコ楽団
5, 14 カルロス・ガリ(歌)
9, 17 ロベルト・アジャラ(歌)
21〜24 ロベルト・グレラ(g)とのサン・テルモ四重奏団
1960年代のフェデリコのアルバムから編集されたCDです(オリジナルアルバムに関しては斎藤充正氏による「フェデリコのCBS録音」参照)。堂々たる演奏で、古典から現代タンゴまでの重要作品の数々を演奏しています。一部次に紹介するアルバムと曲がダブっています。
2は1999年に小松亮太&スーパー・ノネットが演奏、録音して大好評だった曲(編曲もこれをベースにしていた)ですので、聴いた人は感動が蘇ると思いますよ。
参考:雑誌「ラティーナ」1998年6月号 輸入盤ディスコ・ガイドでの西村秀人氏による解説
フェデリコのCBS録音(斎藤充正氏による1960年代のCBS録音に関する情報)
ソニー, SRCR 2388
| 1. | RECUERDO | 想い出 | 
| 2. | TANGO DEL ANGEL | 天使のタンゴ | 
| 3. | ACTUAL | アクトゥアル | 
| 4. | DON AGUSTIN BARDI | ドン・アグスティン・バルディ | 
| 5. | DISONANTE | ディソナンテ | 
| 6. | A MEDIA LUZ | 淡き光に | 
| 7. | FUEGOS ARTIFICIALES | 花火 | 
| 8. | ADIOS MUCHACHOS | アディオス・ムチャーチョス | 
| 9. | NOSTALGICO | ノスタルヒコ | 
| 10. | B.B. | ベベ | 
| 11. | MILONGUERO DE HOY | 今日のミロンゲーロ | 
| 12. | TANGO AL CIELO | 空へのタンゴ | 
| 13. | SIDERAL | 天体 | 
| 14. | CABULERO | カブレーロ | 
| 15. | LA BORDONA | ラ・ボルドナ | 
| 16. | ADIOS NONINO | アディオス・ノニーノ | 
レオポルド・フェデリコ楽団
1963〜'64(?)年録音
上記のCDと同様、1960年代のアルバムからの編集盤です。 こちらは歌ものが入らず、すべて器楽演奏ですが、1、6〜8のスタンダード以外はどれもモダン派の佳曲ぞろいです。個人的にはこっちの選曲のほうが好きだったりします。
なお、アルバムのクレジットでは<録音 1963〜'70>となっていますが、実際には'63年と'64年(?)に録音された2枚のアルバムからのセレクションです。
参考:フェデリコのCBS録音(斎藤充正氏による1960年代のCBS録音に関する情報)
DBN/RCA/BMG, 74321 67580-2, Argentina
| 1. | SALUDOS | 挨拶 | 
| 2. | JULIAN | フリアン | 
| 3. | EL BULIN DE LA CALLE AYACUCHO | アジャクーチョ街の小部屋 | 
| 4. | NUNCA TUVO NOVIO | 恋人もなく | 
| 5. | CANARO EN PARIS | パリのカナロ | 
| 6. | EL POLLITO | ひよこ | 
| 7. | RETIRAO | レティラオ | 
| 8. | ADIOS NONINO | アディオス・ノニーノ | 
| 9. | SENTIMIENTO TANGUERO | センティミエント・タンゲーロ | 
| 10. | SIEMPRE BUENOS AIRES | いつもブエノスアイレス | 
| 11. | LA CACHILA | ラ・カチーラ | 
| 12. | BOEDO | ボエド | 
| 13. | LOS MAREADOS | 酔いどれたち | 
| 14. | A ORLANDO GON~I | オルランド・ゴニに捧ぐ | 
| 15. | EL MARNE | エル・マルネ | 
| 16. | A FUEGO LENTO | とろ火で | 
| 17. | LA ULTIMA CITA | 最後の逢引 | 
| 18. | LA YUMBA | ラ・ジュンバ | 
| 19. | OTON~O PORTEN~O | ブエノスアイレスの秋 | 
| 20. | PAYADORA | パジャドーラ | 
トリオ・フェデリコ=ベリンジェリ=カバルコス
1972〜1973年録音
フェデリコのバンドネオンに、オスバルド・ベリンジェリのピアノ、フェルナンド・カバルコスのベース、というトリオによる録音です。
1-9が1972年に録音されて日本盤LPも出ていた彼等の2枚目のアルバム"TANGO x 3"(CAS-3329)から、10-20が1970年に録音された1枚目のアルバム"SIEMPRE BUENOS AIRES"(AVLP-3954)からの編集盤です(注)。超のつく名手たちによるパワー全開の演奏が楽しめる一方、1、 2、 4などはちょっとしゃれた雰囲気のアレンジです。
なお、1973年のアルバムの方は、単独でもRCA CLUBシリーズの1枚としてCD化されています(RCA/BMG, 74321 61588-2)。ここで紹介したアルバムに入っていない「灰色の大通り」、「魚座の人」、「カジェンティシマ」もちゃんと収められていて、どっちを買うか迷うところですね。特に「灰色の大通り」はフェデリコ作の佳曲で聴き物です(私はアナログ盤で持っているのだ!)。
参考:雑誌「ラティーナ」1999年8月号 輸入盤ディスコ・ガイドでの石川浩司氏の解説、同1998年12月号 輸入盤ディスコ・ガイドでの西村秀人氏の解説(RCA CLUB盤)
注:これまで元のアルバムの録音年について誤った記述をしていましたが、斎藤充正氏より正しい録音年とアルバム名ご教示いただきました。また、石川氏の解説が掲載されたラティーナの号にも誤りがあり、これも斎藤氏からの御指摘により気がつきました。 ありがとうございました。[2000.2.3]
MUSIC HALL, MH 10.008-2, USA
| 1. | VISLUMBRANDO | ビスルンブランド(目もくらむほど) | 
| 2. | NORTEN~O | ノルテーニョ(北部の人) | 
| 3. | ARRABAL TANGUERO | タンゴの下町 | 
| 4. | FEIBROSO | フィブローソ(繊維質) | 
| 5. | EXTRAVIO | エストラビーオ(迷い) | 
| 6. | A ERNESTO SABATO | エルネスト・サバトに捧ぐ | 
| 7. | BANDOLA ZURDO | 左利きのバンドーラ | 
| 8. | CAUTIVANTE | カウティバンテ(魅惑) | 
| 9. | MARGARITA DE AGOSTO (FUGA A3) | 八月のマルガリータ(フーガ A3) | 
| 10. | EN PENUMBRAS (SUITE TANGUERA, DOS MOVIMENTOS) | 薄明かりの中で(2部からなるタンゴ組曲) | 
レオポルド・フェデリコ楽団(曲によって編成いろいろ)
6 レオポルド・フェデリコとロベルト・グレーラ(g)
1973年9〜10月録音、1974年発表
1974年に発表されたアルバムで、日本盤LP、CDも一時発売されていました。現在は輸入盤も廃盤のようなのですが(違っていたらごめんなさい)、今年(1999年)も一度どこかの店で見かけたことがありますので、運が良ければ入手可能でしょう。
アルバムタイトル通り、1970年代におけるリアルタイムのタンゴを集めて紹介するようなアルバムですが、四半世紀を経た今でも非常に新鮮です(もっともそれだけタンゴ界が変化していない、ということかもしれませんが)。 ちなみにピアソラの作品は1曲も入っていません。
アルバム一番の聴き所はギタリストのロベルト・グレラとの二重奏による6で、まさに火花の散るようなすさまじい演奏です。 このほか、2、3などのメロディーの魅力とオーケストレーションの巧みさは、何度聴いても素晴らしい! 個人的にはこのアルバムの特に前半が、フェデリコの録音の中で一番好きです。
曲順は、手持ちのUSA盤の場合ジャケット表記では6-2-3-4-10-1-7-8-9-5になっていますが、実際の中身は上記の通りです。日本盤LPも上記の通りの曲順だったそうです。一方日本盤CDは、資料によればUSA盤のジャケット表記通りだったことになっていますが、実際にはどうだったのでしょう?
なお、録音年月、発表年、日本盤LPの曲順については、斎藤充正さんにご教示いただきました。ありがとうございました。[1999.12.9]
MUSIC HALL, 236516, Argentina
| 1. | BAHIA BLANCA | バイアブランカ | 
| 2. | A LA GRAN MUN~ECA | 大きな人形 | 
| 3. | EL POLLO RICARDO | エル・ポージョ・リカルド | 
| 4. | DIDI | ディディ | 
| 5. | EL INGENIERO | エル・インヘニエロ | 
| 6. | EL DISTINGUIDO CIUDADANO | |
| 7. | SELECCION DE CARLOS DI SARLI | カルロス・ディ・サルリ・メドレー | 
MILONGUERO VIEJO - NIDO GAUCHO - VERDEMAR - NO ME PREGUNTEN PORQUE  | 
    ミロンゲーロ・ビエホ〜ガウチョの愛の巣〜ベルデマール〜何故かと問わないで  | 
  |
| 8. | UN LAMENTO | ウン・ラメント | 
| 9. | EL INCENDIO | エル・インセンディオ | 
| 10. | SIETE PALABRAS | シエテ・パラブラス | 
| 11. | SENTIMIENTO CRIOLLO | センティミエント・クリオージョ | 
| 12. | EL OPIO | エル・オピオ | 
レオポルド・フェデリコ楽団
1975年録音(?)
1975年に発表されたこのアルバムは、当時日本盤LPが出ていました。邦題は「カルロス・ディ・サルリに捧ぐ」で、実際ディ・サルリの作品およびディ・サルリのレパートリーだった作品が収められています。
ディ・サルリという人は(タンゴ・ファンには説明の必要もない巨匠ですが)1940年代から50年代を中心に活躍したピアニスト、作曲家、楽団リーダーです。 ひたすらシンプルにタンゴのエッセンスを追求した彼の演奏スタイルに比べると、このアルバムでの演奏は所々にソロがフィーチャーされたりして若干派手ですが、重いリズムと美しく奏でられる旋律にその精神性は受け継がれています。
ALTAYA, T.A.040, Spain
| 1. | MILONGUERO VIEJO | ミロンゲーロ・ビエホ | 
| 2. | COMME IL FAUT | コム・イル・フォー | 
| 3. | MI CANCION DE AUSENCIA | わが不在の歌 | 
| 4. | AMURADO | 見捨てられて | 
| 5. | TU OLVIDO | 君の忘却 | 
| 6. | PEDRO Y PEDRO | ペドロとペドロ | 
| 7. | CABULERO | カブレーロ | 
| 8. | ARRABAL | 場末 | 
| 9. | CADA DIA TE EXTRAN~O DE MAS | 日ごとにつのる想い | 
| 10. | LA BEBA | ラ・ベバ | 
| 11. | COPAS, AMIGAS Y BESOS | グラスと女友達とキス | 
| 12. | RESPONSO | 冥福の祈り | 
| 13. | RACING CLUB | ラシング・クルブ | 
| 14. | A LA FLAUTA | ア・ラ・フラウタ | 
レオポルド・フェデリコ楽団
6 レオポルド・フェデリコのバンドネオンソロ
3, 5, 9, 11 カルロス・ガリ(歌)
1979〜1981年録音
最近編集盤として再発されたこのアルバムの目玉は、6のアストル・ピアソラ作「ペドロとペドロ」でしょう。この曲は1920年代にフリオ・デカロ楽団に在籍していたバンドネオン奏者、ペドロ・マフィアとペドロ・ラウレンスに捧げられたものです。 彼らはタンゴにおけるバンドネオンの奏法を完成したと言われる人たちで、その後も永らく活躍していました。力強くも美しい曲です。 楽団による他の演奏もきわめて高水準なものです。
なお、このCDはスペインのレーベルからのシリーズ物の1枚で、「Sentir El Tango」(タンゴを感じる)というスペイン語の小冊子が付属しています。内容は作詞家・作曲家カトゥロ・カスティージョに関する解説とフェデリコの略歴でした。
参考:雑誌「ラティーナ」1999年3月号 輸入盤ディスコ・ガイドでの石川浩司氏の解説
オーマガトキ, OMCX-1004
| 1. | VOLVER | 帰郷 | 
| 2. | MELODIA DE ARRABAL | 場末のメロディー | 
| 3. | MI BUENOS AIRES QUERIDO | わが懐かしのブエノスアイレス | 
| 4. | TOMO Y OBLIGO | 交わす杯 | 
| 5. | SOLEDAD | 孤独 | 
| 6. | SELECCION DE CARLOS GARDEL | カルロス・ガルデル・メドレー | 
CUANDO TU NO ESTAS - AMORES DE ESTUDIANTE - RUBIAS DE NEW YORK - SOL TROPICAL - LOS OJOS DE MI MOZA  | 
    君のいない時 - 学生の恋 - ニューヨークの金髪娘 - 南国の太陽 - 恋人の瞳  | 
  |
| 7. | GUITARRA, GUITARRA MIA | ギターラ・ギターラ・ミア | 
| 8. | VOLVIO UNA NOCHE | 君帰りし夜 | 
| 9. | POR UNA CABEZA | 首の差で | 
| 10. | EL DIA QUE ME QUIERAS | 想いのとどく日 | 
| 11. | CUESTA ABAJO | 下り坂 | 
| 12. | GOLONDRINAS | つばめ | 
| 13. | AMARGURA | アマルグーラ | 
| 14. | ARRABAL AMARGO | 苦い下町 | 
レオポルド・フェデリコ楽団
3, 4, 10, 11 カルロス・ガリ(歌)
7, 12 レオポルド・フェデリコのバンドネオン・ソロ
1991年録音
タンゴ界最高のスターにして稀有のメロディー・メイカーであった歌手カルロス・ガルデルの作品を集めたアルバムです。
フェデリコ自身、および先ごろ(1999年10月)亡くなったイスマエル・スピタルニクによる編曲が冴え、どの曲も原曲の魅力が余すところなく引き出されています。実は1991年に録音されながら、一時マスターが行方不明になったりして5年後の1996年に発表されたのですが、今私たちが手にする事が出来て本当に良かった!素晴らしいアルバムです。
なお、第1ヴァイオリンには名手アントニオ・アグリが参加しており、美しい響きに一層の華を添えています。
DISCMEDI, DM 193 02, Spain
| 1. | OJOS NEGROS | 黒い瞳 | 
| 2. | CUANDO LLORA LA MILONGA | ミロンガの泣く時 | 
| 3. | LA BORDONA | ラ・ボルドーナ | 
| 4. | MELODIA ORIENTAL | 東洋のメロディー | 
| 5. | CORRALERA | コラレーラ | 
| 6. | CONCERTANTE | コンセルタンテ | 
| 7. | ORGANITO DE LA TARDE | たそがれのオルガニート | 
| 8. | NARANJO EN FLOR | 花咲くオレンジの木 | 
| 9. | MELANCOLICO | メランコリコ | 
| 10. | DANZARIN | 踊り手 | 
| 11. | DIAGONAL GRIS | 灰色の大通り | 
| 12. | PATOTERO SENTIMENTAL | パトテロ・センティメンタル | 
| 13. | EL POLLO RICARDO | エル・ポージョ・リカルド | 
| 14. | MANO BRAVA | すご腕 | 
| 15. | CARAZON NO LE HAGAS CASO | 心よ、気にしないで | 
| 16. | LA CUMPARSITA | ラ・クンパルシータ | 
| 17. | CAPRICHO OTON~AL | 秋のカプリチョ | 
| 18. | COMO DOS EXTRAN~OS | 見知らぬ同士のように | 
| 19. | TANGO NOCTURNO | 夜のタンゴ | 
レオポルド・フェデリコ楽団
4, 8, 12, 15, 18 カルロス・ガリ(歌)
1996年7月14日 東京厚生年金会館でのライブ録音
フェデリコが1996年に来日した際のライブ録音ですが、なぜか日本では発売されていません。録音の質は完全とは言えませんが、非常に迫力ある演奏が楽しめます。 フェデリコは、現在でもかなりレギュラーに近い状態でこの規模の楽団を維持しているそうで、それだけにアンサンブルはライブでも完璧です。
なお、アルゼンチン盤(ARP, MGA 025)は一番最初にバンドネオンソロによる「カミニート」が収められているようです。
参考:雑誌「ラティーナ」1997年7月号 輸入盤ディスコ・ガイドの斎藤充正氏による解説
JAZZ & FUSION, MGA007, Argentina
| CONCIERTO PARA BANDONEON Y ORQUESTA | バンドネオンとオーケストラのための協奏曲 | |
| 1. | 1er Movimento (allegro marcato) | 第1楽章(アレグロ・マルカート) | 
| 2. | 2do Movimento (moderato) | 第2楽章(モデラート) | 
| 3. | 3er Movimento (presto) | 第3楽章(プレスト) | 
|   | ||
| 4. | MADE IN BUENOS AIRES | メイド・イン・ブエノスアイレス | 
| 5. | FLORES NEGRAS | 黒い花 | 
| 6. | NEW TANGO No 1 | ニュー・タンゴ No 1 | 
| 7. | MILONGA DEL CHE | チェのミロンガ | 
| 8. | ERAMOS TAN JOVENES | |
| 9. | BUENOS AIRES TODAY | 今日のブエノスアイレス | 
レオポルド・フェデリコ(バンドネオン)、オラシオ・マルビチーノ(ギター)、アダルベルト・セバスコ(エレクトリック・ベース)
5, 8 フェデリコのバンドネオンソロ
6 マルビチーノとセバスコのデュオ
1996年録音
これは大冒険の意欲作です。ピアソラ作のバンドネオン協奏曲を何とトリオでやってしまう!
マルビチーノはピアソラとの活動で良く知られているギタリスト、セバスコもピアソラがエレクトリックな編成で活動していた1970年代にピアソラのグループにいたほか、ガート・バルビエリのアルバムなどにも参加している人です。
で、大冒険は大成功を収めるのです。新鮮であってしかも奇をてらったところはなく、壮大な曲の骨格を完璧に抽出して再構築してしまっているのです。すごすぎる!
なお、バンドネオン協奏曲の衝撃の影に隠れがちですが、他の曲もなかなかです。特にフェデリコのバンドネオンソロ2曲(5, 8)は素晴らしいの一言。
以下は輸入盤CDが入手可能ですが、自分では持っていません(欲しいんですが、縁がなくて…)。なお、この2枚の存在については、Yahoo掲示板:エンターテインメント:音楽:ジャンル:ワールドミュージックのタンゴ関連トピックにてYesNo99さんからもご指摘をいただきました。
フェデリコがギタリストのロベルト・グレーラと1960年代末頃に録音したものです。 他にギター、コントラバスを加えた四重奏で、SENTIMENTAL Y TANGUEROに収められているサン・テルモ四重奏団と同じ編成です。
バンドネオンの完全ソロによるアルバム。フェデリコはこの分野では、演奏でも編曲でも他の追従を許さない最高の存在です。バンドネオンファン必聴(といいつつ持ってないんだよなぁ…)。
他にCOPAS, AMIGAS Y BESOS、カルロス・ガルデルに捧ぐ、MADE IN BUENOS AIRESにもソロの演奏は収められています。